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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
人のモノは勝手に触れるべからず
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むことが出来、市内バスはトンネルの入り口で引っかかりそのままそこで爆発した。


ドォォォォン!!
パチ………パチ………!


「無事か、麗!?」
「あ、有難う/// ………真紅狼」
「おう。しかし、コイツはヤバいな」
「え?」


麗は不思議そうに市内バスを覗くと、<奴等>で溢れかえってることに気が付いたらしい。


『蒼騎くん、大事ないか!!』
『真紅狼! 麗! 無事か!?』


向こう側から、毒島先輩と孝が声を掛けてくる。


「こっちは無事だが、危機は下がっちゃいねぇ!! どこかで落ちあう事にしようぜ!!」
『なら、東署に七時だ、真紅狼!! それが無理なら、明日の朝の七時、もしくは夜の七時に東署で!!』
「分かった、七時だな!! 死ぬなよ、孝!!」
『真紅狼、お前もな!!』


市内バスから外に這い出る様に<奴等>が出てくる。
全身火だるまになってるが、微妙に動いていた。


「麗、走れるか?」
「ええ、行きましょ!」


バチンッ!


「ヤベ! 走るぞ、麗!!」


炎上したバスが一際大きな音を立てたのを聞いた俺は麗の腕を引きながらトンネル内を抜け出し、お互い落ち合う場所に向かう事にした。
〜真紅狼side out〜


〜毒島side〜
私達が蒼騎くん達と別れてから、紫藤先生は邪魔者がいなくなったのをいいことに私達の後ろでオカルトみじた洗脳を始めていた。


「まったく熱心なことだな」
「紫藤の奴、蒼騎と宮本が居なくなってから調子乗ってるわね。………どこかで、私達も連中と別れた方がいいわね」
「高城さん。東署に行くためには歩くよりかは、断然バスの方が早いですよ?」
「だから、近くまで来たらバスを降りればいいことでしょ! このデブチン!!」
「そう言えば、小室くん。宮本くんの御両親は警察関係者とかかね? 東署を待ち合わせにするってことは………」
「え? ええ、麗の親父さんは床主の公安なんですよ。その為か、親父さんから銃槍術を習っているから、あんな動きが出来るんです。毒島先輩の御両親はどこに?」
「私は母を亡くしていてね。父は地方に住んでいる。だからまぁ、心配は一応してるが剣道を教えてくれたのが父だから、<奴等>には負けんだろう」
「平野くんはどうなのかね?」
「僕は両親が共に働いてるんですよ。父は宝石店で働いているんで、海外で宝石の買い付けで母はファッションデザイナーなんで、ほとんど会社にいるんです」


こ、これが、俗に言う“完璧の家族構成”ってやつなのか、初めて聞くとなんか凄い様に思えるな。
そう言えば、彼なら知ってるかもしれないな。


「小室くんは、蒼騎くんの事について何か知ってるかね?」
「真紅狼ですか?
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