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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜灰獅子隊、出陣〜
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の言葉に肩をすくめたベルフェゴールはミュゼに訊ね、訊ねられたミュゼは答えた後意味ありげな笑みを浮かべてクロチルダを見つめ、ミュゼの言葉を聞いて血相を変えたクロチルダは真剣な表情でミュゼを見つめた。

「ふふっ、ご安心ください。”約束”はちゃんと守っていますから、”ヴァイスラントは当然としてメンフィル・クロスベル連合軍、そして王国軍の関係者達もヴィータお姉様達が紅き翼と合流するまでの間の妨害は一切行いませんわよ?”――――――それではお願いします、ベルフェゴール様。」

「了解。」

そしてミュゼは笑顔で答えた後ベルフェゴールの転位魔術によってその場から去り、リィン達の元へと転位し

「……………………」

ミュゼ達を見送ったクロチルダは真剣な表情で考え込んでいた。



〜ハーケン平原・灰獅子隊側〜



一方その頃、灰獅子隊を地上に降ろし終えたレヴォリューションが再び空へと浮上し始めている中ミュゼがベルフェゴールの転位魔術によってミュゼの為に空けられていた機甲兵―――ケストレルβの傍に転位した。

「―――――お待たせしました、リィン少将。”予定通りこの戦場でのヴァイスラント新生軍の総主宰ミルディーヌ公女としての役目を終えました”ので、ここからは”灰獅子隊に所属しているミュゼ・イーグレット”として参戦させて頂きますわ。」

ミュゼは自身が操縦する機甲兵――――――”ケストレルβ”に乗り込んだ後既にヴァリマールに乗り込んで待機しているリィンに通信をした。

「―――――わかった。」

「ミルディーヌ……今回の戦い、本当に貴女までケストレル――――――機甲兵の操縦士として”兄様や私達と要請(オーダー)内容であるエレボニア帝国軍の総大将を討つ”事に参加する必要があるの?ヴァイスラントを率いる立場である貴女自身がそんな危険を犯す必要はないと思うのだけど……」

「そうね……それこそ、アルフィンさんのように”準起動者”として私達に力を貸してくださるだけでも、十分過ぎると思いますが。」

ミュゼの言葉にリィンが静かな表情で頷いた後エル=プラドーに乗り込んで待機しているエリスは心配そうな表情で通信でミュゼに指摘し、ヴァイスリッターに乗り込んで待機しているエリゼはエリスの意見に頷いた後軍馬に騎乗しているクルトの後ろに乗って待機しているアルフィンに視線を向けて答えた。

「お二方とも、心配して頂きありがとうございます。ですが、”この戦いを乗り越えた後の事”を考えるとオーレリア将軍が間に合わなかった時の事に備えて念のためにもヴァイスラントを率いる私自身もリィン少将やエリス先輩達と共にリベール侵攻軍にしてエレボニア帝国軍の総大将――――――ヴァンダイク元帥の討伐に直接戦闘による貢献をした方が、メンフィル・クロス
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