暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜灰獅子隊、出陣〜
[1/12]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
同日、AM11:35――――――



〜ハーケン平原〜



「帝国臨時精鋭部隊――――――”特攻隊”出陣!儂らの目的はハーケン門の突破、並びにメンフィル帝国の大使館の電撃占領じゃ!敵軍や戦友達には目をくれず、ハーケン門を目指すぞっ!!」

「イエス・コマンダー!!」

ガルガンチェア1号から降ろされた巨大な機甲兵――――――”ゴライアス”に乗り込んだヴァンダイク元帥は号令をかけ、ヴァンダイク元帥率いる精鋭部隊――――――”特攻隊”は突撃を開始した。



〜カレイジャス・ブリッジ〜



「い、今の声って……!」

「学院長………!」

「馬鹿な……!この状況でハーケン門の突破等、あまりにも無謀過ぎる!!」

「何故学院長はこの状況でそんな無謀な事をしたのよ!?総大将である学院長自らが実行するなんて、軍人としてありえない行動よ!」

「!!ま、まさか学院長は――――――」

映像端末に映る特攻隊の様子を見たエリオットは不安そうな表情で、ガイウスは真剣な表情で声を上げ、厳しい表情で声を上げたミュラーはある推測をし、サラは信じられない表情で声を上げ、ヴァンダイク元帥の目的を察したトワは悲痛そうな表情を浮かべた。

「クスクス、ミュラーお兄さんとサラお姉さんの言う通り、あまりにも無謀過ぎる作戦よね〜。――――――ちなみにだけど、万が一敵軍の一部の部隊にハーケン門を突破された事態に備えてメンフィル帝国は”ハーケン門側で迎撃している本国からの援軍とは別の更なる援軍をロレント市近郊の街道――――――ミルヒ街道10万人、メンフィル帝国の大使館の近郊の街道であるエリーズ街道にそれぞれ10万人ずつ配置している”上、”最終防衛ライン”であるメンフィル帝国の大使館自体には傭兵として雇ったセリカお兄さん達とジェダルお兄さん達に大使館の防衛戦力として加わってもらっているわよ♪」

「ちょっ!?まだ援軍がいたの!?それも20万人も!」

「しかも最後の最後にセリカの旦那達を配置しているとか、幾ら何でもやり過ぎだろ……」

「そもそも例えハーケン門を突破できたとしても、”魔神”や”神”でもないのに、ハーケン門を突破するまでの間に疲弊したエレボニア帝国軍――――――それも全軍じゃなくて、一部の部隊程度の戦力で10万人ものメンフィル帝国軍相手に突破なんてできないでしょうから、”ロレントに辿り着く事すらも不可能”でしょうね。」

小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンが口にした更なる驚愕の事実を知ったその場にいる全員が血相を変えている中ミリアムは驚きの表情で声を上げ、ジンは疲れた表情で呟き、シェラザードは複雑そうな表情で推測を口にした。



「……レン皇女殿下。貴女は先程”最終段階”と仰いましたが
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ