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私はいじわる 小悪魔が住みついた
2-?
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いた振りかもしれなかった。ずーと続けて、昂君が声を掛けて来るのを待っていたのだ。

 しばらくしたら、昂君が私の両手をバイザイの形にしてきて、私の上に被さってきた。なによー、この形・・

「ごめん もう 泣いた振り止めろよ」

 わかってたんだ、コイツ 私は、そのままの恰好で、泣きやんだんだけど・・

「真珠のこと 好きだよ だから・・」と、顔を真上に近づけて・・そして、直ぐに離れていった。

 私は、頭 真っ白になって エェー 何 今の・・ 何て言った? ・・・??? 私、しばらく、そのままの恰好で動けなかった。

 昂君は、もう、普通に問題集に取り掛かっていた。私は、何よー と、思ったが、そのまま、私も問題集に取り掛かったが、考えてしまって、全然頭に入ってこないぃ・・。何なんだコイツは・・。又、からかわれたのか・・それとも・・ずるい・・。又、やりこめられてしまった。

 ふたりが帰るよってなった時、私は、昂君に

「昂さっきのって・・」って、聞いたんだけど、知らんぷりされた。「クソー」・・

「真珠ちゃん 明日も、来るね よろしくー わかった? 昂」と翠ちゃんが言って居たけど

「俺 明日は 蘭ちゃんに呼ばれているから・・」と、昂君は返事していたけど、私は、

「嫌」と、咄嗟に、声を出したつもりだったけど、声が小さかったかもしれない。だけど、昂君は私の顔をみつめていて、そのまま何にも言わないで帰って行った。
  


 


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