第四百八十六話 楽しい出会い〜まずはバーベキュー〜その二
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「仮面ライダーの人達のいる場所か」
「何処かって思ったらな」
「案外普通の場所だな」
「ええ、俺達の世界とは随分違いやすがね」
「あんた達がそうか」
明光院は店に入って来て中を見回す二人に問うた。
「他の世界から来た人達か」
「ああ、わかるか」
「そうなんだよ」
二人は明光院に明るく屈託なく返した。
「俺達が一番暇だしな」
「それで来たんだよ」
「俺はイカッチ、宜しくな」
「チャーリーってんだ」
「そうか、それであんた達の世界だとか」
「そうそう、そうなんだよ」
チャーリーは右の人差し指を立てて前後に振りつつ話した。
「急に変な連中が出て来てな」
「クライシス帝国らしいな」
イカッチも言ってきた。
「あの連中は」
「そんなこと言ってましたね、あいつ」
チャーリーはそのイカッチに応えた。
「スサノオも」
「そうだよな」
「いや、急に変なのが出て来て」
「喧嘩売ってきてな」
「皆困ってたら」
「そうしたことが続いてな」
「折角王宮牛耳ってる変なのやっつけたのに」
それがというのだ。
「姐さんも姫様に戻れたのに」
「それがだからな」
「また変なのが出て来て」
「ユウキの旦那も戻って来たのに」
「本当に迷惑だぜ」
「その迷惑な話を聞かせてくれ」
明光院はこう二人に応えた。
「あんた達もその為に来たんだろうしな」
「それにね」
ここでだ、常盤は。
店に入って来たもう一人の人物、黒髪で青いマントを羽織り青系統の服とブラウンのズボンの少年を見て言った。
「彼は誰かな」
「ユウキ」
少年は自ら微笑んで名乗った。
「宜しく」
「うん、君もだね」
「他の世界から来た」
ユウキは常盤に答えた。
「二人と一緒」
「この人がユウキの旦那だよ」
「勇者なんだよ」
イカッチとチャーリーも話した。
「まあ色々あったらしいけれどな」
「また俺達と一緒にいるんだよ」
「それでだよ」
「こっちの世界に一緒に来たんだよ」
「そうなんだね、じゃあね」
常盤はあらためて言った。
「これからお話聞かせてくれるかな」
「わかった」
ユウキは笑顔で応えた。
「そうする」
「まあ旦那は喋り下手だからな」
「俺達が話すな」
またイカッチとチャーリーが言ってきた。
「宜しくな」
「これから全部話すぜ」
「それじゃあ」
ツクヨミは二人の話を聞いて言った。
「これからね」
「皆を呼ぼう」
「おじさんもいるわね」
「叔父さんお店の奥にいるよ」
常盤はツクヨミにも答えた。
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