第53話
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ですよ。こっちの悟林さんも」
「トランクスさんもね、良くここまで強くなったよね…凄いよ」
「悟林さーん!悟天達呼んできたよー!」
「あ、うん!今そっちに行くよ!!」
トランクスの声に反応した悟林が未来トランクスを起こすと色々話し合うことにした。
トランクスと悟天にはこの2人は別の歴史を歩んできた未来のトランクスと悟飯であることも説明した。
「未来の俺と…未来の悟飯さん!?こっちは物凄く強そう…!」
トランクスは未来悟飯を見てこっちの時代の悟飯を思い出して思わず言ってしまう。
「えっと、この兄ちゃんも悟飯兄ちゃんなの?」
「そうだよ、紹介するよ。この子は悟天、セルを倒してから生まれたお前の弟だよ」
「俺の…弟…そうか、弟か…父さんにそっくりだなぁ…」
「おめえが未来に帰ってから生まれた子だべ…悟空さ達から話は聞いただよ…苦労したみてえだな…」
未来悟飯が悟天の頭を撫でると、チチが辛そうに未来悟飯を見つめる。
幼い頃から人造人間との闘いで仲間を失い、そして姉を失って辛い思いをしてきたのに悟空そっくりの偽者が未来を荒らしていると言うのだ。
一体未来の息子はどれだけ傷付けば良いのだろうか?
「…ええ、でも諦めるわけにはいきませんから…でも俺の弟か…君が生まれてくれただけでも、闘ってきた甲斐があったな…」
「兄ちゃん……」
悟林がトランクスと悟天に分かるように説明する。
この2人が歩んだ歴史では未来悟飯が幼い時に悟空が心臓病で死に、そして人造人間達が現れてピッコロやベジータ達も殺されたこと、そして十数年後に未来悟林まで殺されてしまったことを。
「パパや悟林さん達が…いない世界…」
「何で…何でそっちの18号さんはそんなことしたの!?」
信じられないくらいに酷い世界を生きてきた2人の話を聞いてトランクスと悟天はこっちとのあまりの違いに困惑する。
そしてゴクウブラックと言う悟空の偽者が未来ブルマと未来チチを殺し、更に未来の人々を殺していることを。
「悟空さと同じ顔で何てことをするだ…!」
「ママが…」
「お母さんが…お父さんにそっくりな奴に殺された…!?」
衝撃的な事実にトランクスと悟天は頭がおかしくなりそうになる。
「それにしても、界王神様達は何をしてるんだろうね?あの人なら宇宙規模の大事件を放っておかないと思うけど」
「…界王神様はブラックに殺されたんだ姉さん…あいつと闘った時にそう聞いた」
「何!?本当か!?悟空の息子!」
ブラックによって界王神が殺された。
それを聞いたビルスが会話に割り込んできた。
「え、ええ…」
「あ、あいつ…何あっさりと殺されてるんだ…!」
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