第53話
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
!あ…あたしも殺されたの!?」
未来のチチやブルマも殺されてしまったことに悟空とこの時代のブルマが驚愕する。
「おい!そのふざけた野郎はどこのどいつだ…!」
未来とは言えブルマを殺されたことに怒るベジータが未来トランクスに尋ねる。
「それは…悟空さん…」
「え?お父さん?」
「あ、いえ…悟空さんにそっくりな奴なんです」
「え!?」
敵は悟空にそっくりな人物と聞いてブルマだけでなく全員驚く。
「ま…マジか!?」
「どういうことだそれは!」
未来世界の悟空はとっくの昔に心臓病で死んでしまっているのだから存在するはずがない。
「未来の世界のお父さんは昔ナメック星から帰ってすぐに心臓病になって死んだんでしょ?」
その後、悲劇が繰り返されて未来悟飯と未来トランクスしか闘える戦士がいなくなり、ブルマがタイムマシンを作ってこの2人が過去に来たのだ。
「ああ、でも見た目は似ていても父さんとは全く違う冷酷で残忍な奴なんだ」
「なるほどね、だからお父さんを見て襲い掛かろうとしてきたってわけね…ところでそいつの名前は?」
「悟空さんの偽者なのでゴクウブラックと母さんが呼んでました」
「ふーん、元々ブルマさんのセンスは怪しかったし、下手したら壊滅的なブルマさんにしてはマシなネーミングセンスだよね」
「はあ!?」
「「ああ」」
「どういう意味よあんた達!?」
悟林の暴言にブルマは激怒するが、悟空とベジータも思わず同意してしまう。
しかしブルマにはグレートサイヤマンと言う前科があるので、センスに関しては悟飯同様かなり怪しいのは大半の人間が同意するだろう。
見た目に拘らない悟空でさえグレートサイヤマンに引く時点でお察しだが。
「とにかく!そいつを倒してあげるよ、タイムマシンに乗せてくれる!?」
「ほ、本当ですか!…あ…す、すみません悟林さん…実は戻れないんです…」
「…どういうこと?タイムマシン壊れたの?」
「いや、姉さん。もっと単純なことさ、燃料がないんだ。未来ではタイムマシンの片道分のエネルギーしか手に入れられなかった…」
「ならお前達は何のために過去に戻ってきたんだ」
片道分しかないのなら、未来に戻ることも出来ない。
何のためにタイムマシンでわざわざ過去に戻ってきたのか。
「母さん達は俺達が生き残ることで希望が繋がると…でも結局この世界に逃げてくることしか出来なかった」
「逃げてきただと!?仇を討ちたいとは思わんのか!!」
「ベジータさん、少し黙って」
「何だと!?」
「悟飯とトランクスさんはたった2人だけで頑張ってきたんじゃない。少しは労ろうって気はないわけ?私達みたいに闘
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ