第52話
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ジータは悔しそうに歯軋りする。
「あー、でもビルス様達、破壊神様も凄い技を使ってるんでしょ?」
空気が悪くなったので破壊神には極意みたいな物はないのかと悟林は駄目元で聞いてみる。
「当然だ、場合によっては天使共の極意より強力だぞ。僕は仕事の時は破壊のことしか考えない。だからこそ力に限界がない…お前は寧ろ破壊神向きだ」
「ど、どういう技なんだビルス様!?その破壊神の技とやらは!」
ウイスの教える身勝手の極意が自分に向かないのなら別の力を望むベジータは破壊神の技を知ろうとビルスに尋ねる。
「教えないよ、僕は弟子とか取らないし、教えるとかそういう面倒なことはしない……欲しいのなら、誰にも負けたくないってんなら僕から勝手に盗んで見せろ!」
「っ!分かった…」
「(天使の技と破壊神の技ね)」
自分には天使の技も破壊神の技も向いてなさそうだし、自分は自分のやり方で強くなろう。
その2つの技を追い抜く勢いで強くなってやる。
そのためには界王拳の改良と倍率の向上を急がねばならないだろう。
それと何となくだが、ベジータとビルスの関係にほんの少しだけ変化が起きたような気がする。
「悟林さん、パパはビルス様に弟子入りしたってことなの?」
「さあ、でも以前より距離が近付いたのは確かだね」
「ふうん…パパがビルス様みたいになったらどれだけ強くなるんだろ?」
「そこはベジータさんの努力次第だよ。トランクス君達の超サイヤ人3のパワーアップのようにね。フュージョンしていたとは言え私が苦労して変身出来た超サイヤ人3に変身した2人の才能は本物だよ。頑張ってねトランクス君」
「う、うん!」
悟空とウイスの組み手が終わり、次は悟林とベジータの組み手となる。
「悟林、界王拳のフルパワーで来い」
「良いの?下手したら死ぬよ?」
「構わん、サイヤ人は相手が強ければ強いほどに進化する種族だからな」
自分よりも強い相手と闘い、悟空や悟林とは違う進化を模索しようと言うのだろう。
「分かった。死なないでねベジータさん」
「ふん、生意気言いやがって」
互いに笑みを浮かべて悟林が界王拳を発動しようとした時だった。
見覚えのある機体がカプセルコーポレーションの庭に出現したのは。
「あれは!?」
急いで機体…タイムマシンに向かい、ガラスの汚れを落とすと見覚えのある2人が乗っていたのであった。
「悟林さん?」
「悟飯!トランクスさん!」
「え?」
悟林を追い掛けてきたトランクスが不思議そうな顔をするが、悟林が悟空達に色々と指示を飛ばす。
「ブルマさん!ベジータさん!2人をどこか寝かせられる場所に!お父さんは仙豆をお願い!!」
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