第52話
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「ス、スケールがでかすぎて何が何だか…」
神の領域に踏み込んでいないトランクスからすればあまりのスケールのでかさに頭が痛くなりそうになる。
「みんながあの時のお前と全王様のやりとりにハラハラしていた理由が分かったろ。とにかく、無いとは思うがもし全王様に会ったら絶対に機嫌を損ねないようにしろよ…それにしても美味いなこれ、何味だ?」
「味噌バター味、この餃子は醤油に付けて食べると美味しいよ。辛いのが大丈夫ならラー油を醤油に混ぜても良いよ」
「どれどれ……美味いじゃないか!」
悟林がラーメンの味を教え、更に出来上がった餃子の食べ方を教えると早速食べてみる。
「どれどれ、私も食べてみましょう」
「く、くそったれぇ…!」
ベジータをからかい尽くしたウイスも早速とばかりに餃子の攻略にかかる。
すっかり疲弊しているベジータに悟林はこっそりと自分の分の餃子をベジータにやった。
「(やり過ぎたかなぁ)」
自分の発言が原因なので反省しなければならないが、でも昔は残酷な宇宙人であったベジータがここまでの愛妻家になるとは思いもしなかった。
ここまでの愛妻家になるための切っ掛けになったのはここにいない未来のトランクスだろう。
「(未来のトランクスさん、元気かなぁ?未来の悟飯はちゃんとパパやれてるかな…)」
食事と休憩が終わると悟空がウイスに修行をつけてもらい、その次は悟林とベジータの組み手である。
「そう言えば、前にウイスさんが言っていた体が勝手に判断して動くようにって言ってたけど、結局それってどういうことなの?」
こっそりとビルスへの手土産のフルーツゼリーを渡しながら尋ねるとビルスもゼリーを受け取りながら上機嫌になって教えてくれた。
「そいつはウイス達天使共が扱う技…極意でな。体が勝手に動き、あらゆる攻撃を防ぎ、そして的確に攻撃を当てる。相手の強さに応じて肉体も勝手に強化されるんだ。その技を“身勝手の極意”と言う」
「「身勝手の…極意…」」
「ただ、それはとてつもなく面倒でな。心を穏やかになんて僕達破壊神が大人しく使えると思うか?」
「ウイスさんもビルス様もまだまだ全然駄目駄目だってこっそりと言ってたね」
「ほーう」
ギロリとウイスを睨むビルス。
会話が聞こえていたのか、ウイスは口笛を吹きながら悟空の相手をしている。
「じゃあ、私もベジータさんも結構厳しいんじゃない?」
「何!?」
「そうだな、僕から見ても特にベジータは頭で考える云々以前に激情家だ。怒りや憎しみを感じやすい性質を持っているから常に心を穏やかにする身勝手の極意は向かないだろう」
「ぐっ…」
ビルスからも身勝手の極意には向かないと断言されてしまったベ
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