第51話
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う。貴様は私の糧になってくれそうだ。」
悟飯は悟空の息子であるため、当然悟空からの修行を受けたこともある。
なので動きには悟空の動きが取り入れられており、男は悟飯の動きから悟空の動き方を学んでいるのだ。
凄まじい学習能力だ。
今の悟飯では絶対に勝てないのだが、頭に血が上っている悟飯は闇雲に攻撃を仕掛ける。
「くそっ!!くそおおおおっ!!」
父や妻子の仇が目の前にいるのに攻撃が全く通用しないことに悟飯は怒りの形相を浮かべる。
男は笑みを浮かべると口を開いた。
「貴様のことは孫悟空のことを調べる際にある程度の情報を得ている。貴様は常に闘いの時に致命的な弱点を持っている…ベジータ達サイヤ人、フリーザ、人造人間…そして魔人ブウ…特に魔人ブウは第7宇宙の15代前の界王神に潜在能力を引き出してもらいながら敗北し、吸収されてブウの糧となった。貴様の弱点…それは覚悟、慢心しない心、父や姉、仲間に対する無意識な甘え、注意力…そしてもっと単純な力量が貴様には欠如している。」
「黙れーーーっ!!」
「…己の弱さを受け入れることすら出来ないとは実に醜い…」
男は悟飯の回し蹴りを屈んでかわすと手刀に気を纏わせて悟飯の心臓をあっさりと貫いた。
「が…ああ…っ!」
「少しはこの体の使い方が分かった。私の糧になってくれたことに礼を言おう。孫悟空の息子よ」
それだけ言うと男は消えた。
血溜まりに沈む悟飯は意識を失う直前に2つの大きな気と1つの小さな気を感じた。
「「悟飯!」」
「兄ちゃん!」
母と姉と弟の声に何とか自分の知っていることを話そうとしたが、もう声も出せず、そのまま悟飯の意識は闇に沈んだ。
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