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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十話
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「――まさか……サレ…お前はっ!」


「ピンポンピンポンー、大正解ー。君達の思っている通り……兵士は彼に『殺させた』さ。催眠を掛けているから可能性が少ないとは言え、彼が人を『殺す』事に戸惑う事があっちゃったら困るからね。じっくりと『練習』してもらったよ」


「サレ…アナタって…アナタって人はぁっ!」


「フフ…良いね良いね、良い表情だねぇっ!僕はそういうのが見たかったのさ!…フフ…フヒャヒャヒャヒャっ!!」


「……ゲス野郎めが…っ」



告げられた言葉に、ヴェイグとジュードは怒りを露わに大剣と拳を構え、その二人の様子にサレは不気味に笑い出し剣を構える。
アルヴィンはサレを僅かに睨みながらも舌打ちと共に武器である大剣と銃を構えた。


仲間を助けようとする者と、狂気に墜ちた者とそれに利用されている者の…戦いは始まった。



―――――――――――――




「――オォオォォォォォッ!!」

「――チッ…めんどくさくなりやがって!」


――雄叫びを上げながら尚も攻撃を続けてくる衛司に、スパーダは舌打ち混じりに捌き続ける。


「…衛司っ……行って、バーンストライクっ!」


「っ……苦無閃《嵐》……!」


スパーダが一旦衛司から距離を取ったのを見て、カノンノとメリアは一瞬戸惑いながらもカノンノは上空から火炎弾を、メリアは無数の苦無を衛司に向けて放つ。


「グゥウゥゥ……ルオォオォォォォォッ!!」



放たれた攻撃に衛司は雄叫びを上げると、同化した星晶剣を巨大化させ凪ぎ払う勢いで消し飛ばした。


「オイオイ……どんだけ面倒くせぇ事になってんだよ」



「……衛司……」


攻撃を防いだ衛司の様子に、スパーダは溜め息混じりの苦笑を浮かべ、メリアとカノンノは心配気な表情を浮かべる。


「ウゥゥ……ォォォォォ」



「『願い』か…あのバカやろう…一体何を願ったんだよ」



「『願い』……まさか…」


「…カノンノ……?」


低い唸り声をあげ睨み付けてくる衛司に、スパーダは対抗するように剣を構えて睨み返し呟くと、カノンノはその呟きにふと思い出したような表情を浮かべ、メリアは小さく首を傾げた。



「衛司…言ってたんだ。皆を守れるぐらいの『力』が欲しい、って。だから…もしかしたら衛司の『願い』って…」


「『力』か…。あの馬鹿やろう…だからあんな厄介な姿してやがんのか」


「グゥウゥゥ…ゥォォォォォっ!!」



カノンノの言葉にスパーダは納得したように頷いた後衛司を見ると、衛司は三人を睨んだまま雄叫びをあげる。
その様子にカノンノとメリアはどこか
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