暁 〜小説投稿サイト〜
テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十話
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
衛司を…っ!」
「――そうはさせないよ、ヴェイグ」
「――……おらぁっ!」
「「!!」」
スパーダの元に向かおうと走りだそうとしたヴェイグとジュードだが、それはサレの作り出した風の刃と、アルヴィンの放った銃弾に妨害される。
「悪いね、ヴェイグ。僕の目的は…元々君だから」
「く……サレェ…っ!」
「アルヴィン…衛司がこんなめにあわされてるのに、どうしてそんな奴の手助けを…!」
「…うるせぇ、優等生!俺にだって…俺にだって理由があんだよっ!」
ヴェイグはサレに、ジュードはアルヴィンに向かい合い、言葉を出しながら構える。
「フフッ…いい表情だねぇ、ヴェイグ。…あぁ、そうだ。それならもっと面白い事を教えてあげるよ、ヴェイグ」
「面白い事…だと…?」
「そう、面白い事さ…。ねぇ、ヴェイグ…あの衛司君と同化している剣が分かるかい?アレは僕がウリズン帝国から頂いた星晶を利用して造った剣でね…シンプルだけど、名前は『星晶剣《セイショウケン》』っていうんだ」
「『星晶剣』…?」
サレの言う星晶剣…ヴェイグとジュードは自然に視線をそちらへと向け、アルヴィンは再びサレを睨む。
視線の先では、スパーダが衛司の攻撃を防ぎつつ、メリアとカノンノが、衛司を攻撃するタイミングを伺っていた。
「そう、『星晶剣』…これは結構特別でね…刀身にマナを送れば送るだけ形を、切れ味を変えていくんだ…あんな感じに、ね」
「――ウォォォォッ!!」
「何…っ!?うぉあぁっ!!」
「スパーダっ!!」
サレの言葉を合図のように、突如攻撃を奮っていた衛司の同化した剣が巨大化し、防いでいたスパーダを剣ごと吹き飛ばした。
「な…まるで剣が生きてるみたいに急に大きさが…」
「まぁあながち間違ってないね。星晶は所謂生命エネルギーみたいなものだし。…さてここでちょっとした問題。あの衛司君と同化している星晶剣…元々は真っ白だったんだけど…どうしていま真っ赤なのでしょう?ヒントは…来る途中にみたものと、今の状況かな」
不気味に笑みしたままそうサレの出した言葉にヴェイグとジュードは思考を巡らせる。
来る途中に見たものとは…恐らく先程の魔物のボロボロの死骸だろう。そして周りの状況…サレでもなく、アルヴィンでもなく、暴走する衛司でもなく…。
そして二人は以前…ミルハウストが言っていた事を思い出した。
サレは『兵を数人連れて』去った、と。
今…この場所に兵士の姿は無く、そしてサレの言うヒント…魔物の死骸と白だった筈の真っ赤な星晶剣。
そして…答えに行き着いた。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ