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とあるの世界で何をするのか
第三話  住んでる場所の把握
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いてきているはずだからだ。では何故声を掛けるのかといえば、俺の気持ち的な問題としか言いようがない。

 外に出ると予定通りセブンスミストに向けて歩き出す。バスだと停留所4つで10分ほどの距離だが、セブンスミストまで歩けば30分ぐらいか……今の俺の足なら40分ぐらいは掛かるかもしれない。

 歩いて目に付いたコンビニなどには取り敢えず入ってみることにした。コンビニなので品揃えとかに大きな違いはないのだろうが、それでもチェーンによって特色のようなものが出るのがコンビニだ。コンビニを3店舗ほど見てさらに歩いていると、ファミレスを見つけた。時間的にはそろそろ昼時ということもあって、中はそこそこ込んでいるようだ。俺も昼食はまだなので外看板でメニューなどを眺めてみるが、特にコレといったものがなかったのでそのままスルーすることにした。

 その後2件ほどコンビニを見たあと、ようやく目的地セブンスミストに到着した。パッと見デパートのような大きさの建物で、中もまるっきりデパートのような感じだった。あれ、セブンスミストってデパートだったっけ? なんて考えながら中を歩く。

 まず案内板で確認して子供服売り場へと向かい、取り敢えずはパジャマとして使えるスウェットかジャージ辺りを探す。パジャマだと用途が限定されすぎてしまうので、出来ればジャージ辺りでうまく使いまわしたいところだ。

 色々見て回っているうちにパジャマのコーナーにも差し掛かったのだが、その中にサイズが100cm〜160cmまで10cm単位で揃えてあるバスローブを見つけてビックリした。でも、白井さんなら着ててもおかしくないか……というか着ているのをアニメで見たことがあるような気がする。

 結局、蛍光グリーンのラインが入った黒いジャージの上下を揃えて、思ったより安かったのでついでに薄い青系のスウェット上下も購入し、さらに軽めのジャケットを買っても諭吉さん一人で英世さんが4人も帰ってくるという安さだった。

 その後もしばらくセブンスミストの中を見てまわり、店を出たときにはすでに3時になろうとしていた。その時間ならもう空いているだろうと来るときに見たファミレスに入ると、すでに客の姿はほとんどなかった。席に座ってメニューを見ると……まともな料理のほうが少ない!? というか、ほとんどが独創的な表記のメニューでどんな味なのか想像することすら難しいものばかりだった。しかし、料理名に『地獄』とか『死の』とか『混沌』とか『天外魔境』なんて付けるネーミングセンスって一体……。取り敢えず、俺の頼んだ『逆鱗に触れるオムハヤシ』はかなり美味しかったとだけ言っておこう。

 ファミレスを出るとコンビニに寄って蕎麦のカップ麺を何個か購入する。部屋に戻って服を置くとカップ麺を持って隣と上下の部屋に挨拶に行ってみた。
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