暁 〜小説投稿サイト〜
とあるの世界で何をするのか
第三話  住んでる場所の把握
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もう一度地図を引っ張り出す。

「セブンスミストってどこにあるんだ?」

 取り敢えず、俺の原作知識で真っ先に名前が浮かぶ施設『セブンスミスト』の位置を探す。三沢塾や操車場なんかも有名といえば有名かもしれないが、そんな場所を探してもあまり意味はないし、御坂さんが上条さんにレールガンをぶっ放す鉄橋や、御坂さんがいつも蹴ってる自動販売機などは地図上で探しようがない……いや、鉄橋に関しては橋の名前が分かれば簡単に探せるはずなのだが、原作で鉄橋の名前が出てきていたとしても生憎俺は覚えていないのである。ついでに言うと、あの『冥土返し』が居る病院の名前も、上条さんが通っている学校の名前すらも覚えていない。

 セブンスミストはかなり大きなビルで、第7学区の商業施設が集まる区域、しかも一等地といえるような場所にあったはずだ。と思って探していると、やっぱり駅の近くの一等地にセブンスミストを見つけた。ここからでもそれほど遠くなく、バスの路線もあるが歩いても行ける距離である。

 さすがにこの時間から出かけるのはまずいと思うので、セブンスミストへは昼過ぎになってから出かけるつもりで、それまではネットで情報を集めるためにパソコンを立ち上げてみる。期待通りというか流石学園都市製というか、パソコンの起動速度に関してはこれまでに巡ってきたどの世界のパソコンよりも早かった。

 パソコンが立ち上がってから色々動かしてみた。Micr○S○ftが作ったのか学園都市が作ったのかは分からないが、OSの造りはWind○ws系と全く変わらなかった。ただ、動作の速さはWind○wsなんか目じゃないほどの早さで、サクサクを通り過ぎてシュシュシュッっといった感じだ。

 ネット自体は元々俺が居た世界と特に変わるところは無いようで、検索なども苦労することなくスムーズに出来た。ただ、学園都市内のサイトは表示が速いのだが、学園都市外のサイトに関しては微妙にラグが出るようだ。これに関しても、俺の原作知識が間違ってなければ、学園都市の外とつなぐ場合には情報の流出を防ぐために検閲のようなものが掛かっていたはずである。

 適当にネットサーフィンなどを楽しんで、ふと時計に目をやるとすでに正午になろうかという時間になっていて、外には学生たちの声が聞こえ始めていた。今日は年度末の試験などでもあったのだろうか、外は普通に賑やかになってきているので、これなら出掛けても補導されたりはしないだろう。

 確か学園都市の中で使われているお金は特別製だったはずなので、まず財布を取り出して中のお金を全て出す。そして、封筒から3万円ほど取り出して財布に入れる。

「いってきまーす」

 家を出る際に一応一声掛けるが、別にシェーラやアリスに声を掛けているというわけではない。二人は特に何もなければ俺につ
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