第50話
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たトランクスは地底にまで落ちるが、何とか体勢を立て直すものの、スタミナ切れを起こしているトランクスはブウの猛攻に耐えるので精一杯だ。
一方的に殴られ、衝撃に相当強いはずの戦闘ジャケットも原型を留めない程にまで破壊されている。
地上に弾き飛ばされた時にはもう超サイヤ人すら維持出来ずに倒れてしまう。
「ぐ…うう…」
「もう飽きた。遊びはおしまいだ」
ブウがトランクスにとどめを刺すために気弾を放とうとするが、その前に真横から駆けつけた悟飯がブウを蹴り飛ばす。
「トランクス、大丈夫か!?」
「ご、悟飯さん…」
「遅くなってすまない。でも、もう大丈夫だ」
安心させるように笑うとトランクスは安心したように笑って気絶した。
「本当に良く頑張ったな」
巻き込まれないように離れた場所にトランクスを寝かせるとブウが吹き飛んだ方向に向かう。
すると岩が吹き飛んで飛び出したブウが悟飯を睨む。
「今のは痛かった…痛かったぞーーーっ!!」
潜在能力を引き出した悟飯の蹴りはブウに相当のダメージを与えており、ブウの表情は怒りで歪む。
叫びながら放つ気の衝撃波で地球全体が揺れている。
悟飯はブウの気の影響などないかのように距離を詰めて顔面を殴り飛ばす。
「これ以上お前に地球を滅茶苦茶にされるわけにはいかない」
「ぐううう…!」
更に距離を詰めた悟飯はブウの全身に無数の攻撃を浴びせて怯ませると更に顔面に裏拳をぶつけ、回し蹴りを叩きみながらブウの背後を取り、後頭部に蹴りと背中に拳をめり込ませる。
そして上空に蹴り上げたブウを追い越して真上を取る、組んだ拳をブウの脳天に叩き込んで地面に叩き落とす。
何とか体勢を立て直したブウが上空を睨むが、悟飯はそこにはおらず、ブウの背後でかめはめ波の体勢を取っていた。
「ウスノロ…」
冷徹な表情で言い放つと恐怖の表情を浮かべているブウを見た。
「(魔人ブウ、貴様も生まれが違えば俺達と仲良くなれたかもしれない。俺は出来ることなら誰も殺したくない。だが、お前を野放しにしていると更に罪なき人々が死ぬ。悪いが俺は悩まない!お前を倒して平和を取り戻す!!)か…め…は…め…波ーーーっ!!!」
「い、嫌だ…そんなの嫌だーーーっ!!」
悟飯のとどめの超かめはめ波をまともに受けたブウは自分の死を受け入れられず叫びながら細胞1つ残さず消し飛ばされた。
「やったよ、姉さん」
あの世の姉に告げるように言うと、向こうで気絶しているトランクスを迎えに行った。
当然それは界王神達も見ていたのだが、その気の緩みを狙っていた者がいるなど知る由もなかった。
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