第50話
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んになってから来いよ、お前は寂しがり屋だから私達の後追いをしないか心配だよ」
「しないよ、だって俺には奥さんや娘もいるんだから」
「は?」
悟飯の口から飛び出た単語に悟林は目を見開く。
「……随分と笑えないジョークだな。勉強マニアのお前に結婚相手が見つかるとは到底思えないな」
「ほら」
悟飯が既婚者であることを頑なに認めない悟林に証拠となる妻子であるビーデルとパンが写っている写真を見せた。
「…ず、随分と上手く作られた合成写真だなあ……悟飯…姉ちゃんを騙そうとしてもそうはいかないぞ」
「本物だよ」
「嘘だ!色気より勉強のお前が結婚するなんてあり得ない!てっきり教科書か辞典と結婚してみんなの笑い者になるのがオチだと思ってたのに!!」
「向こうもそうだけど姉さんは俺を何だと思ってるんだ?」
「勉強にのめり込むと一歩も外に出ようとしない勉強マニアに決まってるだろ?机から離れないお前を見ていて変人ってのはお前みたいなのを言うんだなと思ったよ」
「大半の人は姉さんが変人と思うだろうけどね!」
「何だと!?」
「あ、あの!姉弟喧嘩をしている時ではありませんよ!」
「早く私に触れろ孫悟飯!このままではトランクスが死んでしまうぞ!」
姉弟喧嘩をし始めた2人に慌てて界王神とキビトが止め、地球へ戻ることを促す。
「「そ、そうだった!」」
「悟飯!頼んだぞ!トランクスを助けてブウを倒してこい!」
「勿論!姉さんもありがとう!」
最後に拳を軽くぶつけ合い、悟飯はキビトと共に地球に向かい、悟林もまた界王神があの世に送り届けてくれた。
「…あいつら、一番頑張った儂に何も言わずに行きおった…」
1人残された老界王神の呟きが誰もいない界王神界に虚しく響いた。
「じゃあ、ここで。ありがとう界王神様」
「いえ、こちらこそ。あなたのおかげで希望が見えました。本当にありがとうございます」
界王神は笑みを浮かべて界王神界へと戻っていき、悟林は弟子と弟の勝利を願いながら大界王星に向かう。
「では、私はここまでだ。後は頼んだぞ」
「はい、キビトさん。ありがとうございました。2人の界王神様にもよろしく!」
そして地球に帰還した悟飯もキビトと別れて急いでトランクスの元に向かう。
場所は荒野に戻り、伸ばした腕で拘束していたトランクスにブウが魔貫光殺砲を放つ。
「死ねっ!!」
「う…うおおおおおっ!!」
直撃する前に何とか体を拘束しているブウの腕を吹き飛ばして脱出し、魔貫光殺砲を避ける。
「しぶとい奴だ」
ブウは一気に距離を詰めてトランクスの背後を取るとトランクスを背後から殴り飛ばす。
地面に叩き付けられ
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