第四百八十五話 乱世の様にその十六
[8]前話 [2]次話
スサノオは動きを止めた、そのうえで言ってきた。
「これでだ」
「負けを認めるんだな」
「この世界ではな」
ビルドに満足した様に答えた。
「もう戦うことはない」
「それは何よりだな」
「では次の世界でだ」
「ああ、俺達と戦うんだな」
「そうさせてもらう」
やはり満足した様に言う。
「その時にまた会おう」
「デアルカ」
信奈はスサノオのその言葉を正面から受けて答えた。
「ならその時にまたあんたを倒してやるわ」
「そうさするか」
「絶対にな、その時まで精々退屈しない様にしなさい」
スサノオが退屈を嫌っていることからも言った。
「いいわね」
「そうさせてもらう、ではだ」
「またなのね」
「会おう」
最後にこう言ってだった。
スサノオは爆発四散して消え去った、後には何も残っていなかった。
戦いが終わるともう八時だった、それで義晴は変身を解いた桐生に言った。
「もう朝ご飯の時間ですね」
「そうだな、じゃあ食うか」
「そうしましょう」
「よくやった、勝利の祝いにだ」
道三がここで戦士達に言ってきた。
「今日は飲んで食うぞ」
「あれっ、学校は」
「今日は休みではないか」
義晴に笑って返した。
「夏休みでな」
「そういえばそうでしたね」
「だからな、今日はだ」
「今からですか」
「飲んで食ってだ」
そうしてというのだ。
「神に勝ったことを祝うぞ」
「それじゃあ」
「お茶飲みましょう、お茶」
信奈はこれだと言った。
「終わったし」
「牡蠣を食べよう」
隆景はこちらだった。
「フライにしても何にしても美味しい」
「ああ、兎に角飲んで食うぞ」
万丈は二人の言葉を笑って受けた。
「そして今は勝ったことを喜ぼうな」
「はい、それじゃあ」
「今日は皆で楽しむぞ」
自らこう言ってだった、万丈は仲間達と共に宴の中に入った。
戦士達は神に勝ったことを心から喜び共に楽しんだ、そして次の戦いでも神に勝つことを誓うのだった。
第四百八十五話 完
2021・8・23
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ