第四百八十五話 乱世の様にその十三
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「援護します」
「では派手に暴れるか」
寧音はニヤリと笑った、そうしてだった。
戦い続けた、この場でも多くの怪人達を倒した。
多くの敵を倒しながら三日目を迎えた、そしてその三日目の夜になったが。
ルーラは休憩しつつ戦局を見て言った。
「このままね」
「戦っていくことですね」
「それしかないわ」
エルナにこう返した。
「これまで通りね」
「やっぱりそうですよね」
「ええ、それであんたもよ」
紅茶を飲みつつ言うのだった。
「ちゃんと水分補給もね」
「しておくことですね」
「そうよ、さもないとね」
こう言うのだった。
「何かと大変よ」
「水分補給をして」
「食べて休まないとね」
「だからですね」
「あんたも何か飲みなさい」
「それじゃあ」
「それでなにを飲むのかな」
奏助がエルナに聞いてきた。
「それで」
「じゃあ麦茶下さい」
「それだね」
「はい、喉が渇いているので」
だからだというのだ。
「ここはです」
「麦茶だね」
「それ下さい」
「はい、じゃあこれをね」
奏助はその麦茶、ジョッキの様な大きなコップの中に氷と共に入っているそれを出してエルナに差し出した。
「飲んでね」
「そうします」
「俺はこれ貰うな」
マグナも来た、彼はアイスのレモンティーを受け取った。
「滅茶苦茶美味いからな」
「確かに美味しいわね」
ルーラもその通りと頷いた。
「レモンティーも」
「あんたは今ミルクティーだよな」
「けれどレモンティーも好きなの」
「それでなんだな」
「それであんたも飲むのよ」
奏助は飲みものを出してくる奏助にも話した、そうしてそのうえでこうしたことも言ったのだった。
「あんたも戦ってるからね」
「サポート役としてですね」
「そう、ちゃんとね」
それならというのだ。
「飲んで食べないと駄目だから」
「それで、ですね」
「飲みなさい」
しっかりと、というのだ。
「いいわね」
「それじゃあ」
「それとね」
ルーラはさらに話した。
「あんた汗かいてるから」
「だからですか」
「スポーツドリンクがいいわね」
飲むならというのだ。
「そっち飲みなさい」
「じゃあそうします」
「やっぱりこの人あれだな」
マグナは奏助に話すルーラを見てエルナに話した。
「口は悪くて態度もでかいけれどな」
「物凄く親切なんですよね」
「面倒見よくて公平でな」
「絶対に見捨てない」
「そうした人だよな」
「私もそう思います」
エルナが見てもだった。
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