第49話
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復活するブウにトランクスは絶句する。
「結構…痛かったぞ…へへへ…」
ブウは見覚えのある構えを取ると手のひらに莫大な気を凝縮させた。
「そ、その技は!?」
「お前なんか…大っ嫌いだーーーーっ!!!」
怒りのかめはめ波を放つブウ。
避けられないトランクスはガードするものの、吹き飛ばされてしまう。
「う…うう…く、くそ…っ!体を焼くんじゃなくて気で消滅させてしまえば良かった…」
後悔するトランクスだが、流石に体を焼かれて復活するとは思わないだろう。
セル以上の不死身ぶりに流石のトランクスも弱気になりかけていた。
「腹減った…さっきの飴玉食っちゃお」
「なっ!?」
超能力で飴玉を引き寄せるとそれを美味しそうに見つめるブウ。
「や、止めろ!!」
止めようとするトランクスだが、間に合わず飴玉はブウの口の中に入ってそのまま噛み砕かれて飲み込まれてしまった。
それを見たトランクスは足を止めてしまう。
「美味いなー、お前は何にしようかな?チョコかな?クッキーかな?あっちにもたくさん人間がいるし、あっちの人間はケーキにしちゃおっ!!」
ブウが見た方向には西の都がある。
そこにはブルマとマイがおり、たくさんの人々がいる。
彼女達にまで危害を加えようとするブウにトランクスの怒りは頂点に達した。
「いい加減にしろよ…貴様…!」
トランクスの超サイヤ人2のオーラが超サイヤ人3並に激しくなり、スパークもより激しく迸る。
戦闘力も大きく上がり、超サイヤ人3と同等レベルにまで跳ね上がった。
「っ!!」
「せっかく…人造人間から取り戻した平和を…貴様に奪われてたまるかーーーっ!!」
怒りのままに距離を詰めてブウの腹に拳を叩き込む。
「ぬううっ!?」
明らかに痛みを感じている声。
トランクスのパワーがブウの耐久力を大きく上回り、その超サイヤ人2を超えたトランクスのパワーは地球から遠く離れているはずの界王神界にも届いていた。
「……この気は…まさか、トランクスか…?」
「え、ええ…間違いありません。トランクスさんですよ!とてつもないエナジーですが確かに!」
「し、信じられん…地球から遠く離れたこの聖域にまでパワーが届くとは…サイヤ人に限界はないのか…!?」
「あいつ…こんな力を出せるくらいに強くなったんだな…流石、私の自慢の弟子だよ」
師匠としてトランクスの成長を誇らしいと思いつつも、いつかトランクスがあの世に来た時、師匠としてではなく1人の武道家として闘ってみたいと感じる。
そして場所は地球に戻り、トランクスはブウの頭の触角を掴むとブウが目覚めた荒野の方向に投げ飛ばす。
そして荒野の大岩
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