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DOREAM BASEBALL 〜夢見る乙女の物語〜 
新戦力
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いわけがない。

「あのキャッチャーは知ってるか?」
「いや……」
「私も……」

この日のビデオ撮影は一年生二人。名鑑を確認した彼は同い年の彼女たちなら把握しているかと訊ねてみるが、二人は首を横に振るだけ。

(誰も知らないなんてことがあるのか?中学時代は埋もれていたってことか?)

まさか大事な初戦を三ヶ月前まで未経験だった少女に任せているとはわかるはずもなく、困惑を隠しきれない町田。しかし、彼はすぐに落ち着きを取り戻した。

「まぁ、見てみればわかるか」

試合はすぐにでも始まる。それを見ればこのオーダーがハッタリか否かすぐにわかる。

「あの……今日の練習は?」
「瞳に任せるわ。LINEしておこ」

本来なら最優先にしなければならないことすら後回しにしてしまうほど興味を引かれた青年。彼はLINEを送り終えると試合に向けて忙しなく動いている選手たちをじっと見つめていた。




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