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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十五話 結界外での戦い   ★
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す。
 士郎は万が一に備えてなのは達の援護を」
「いや、俺もクロノと結界の外を探す。
 援護をするならユーノの方が適任だろ」

 事実、いざという時の治療と防御、結界外への転移などはユーノの方が得意としている。
 俺がいざという時動くとなれば、相手を倒すまたは制圧して運び出す事になる。

「だが士郎、君は管理局の人間じゃ」
「確かに俺は管理局員じゃないし、ここは俺の管理地じゃない。
 だが、ここは俺が住む星で管理外世界だ。
 俺が勝手に管理局に協力するのは問題ないだろ」
「それはそうだが」

 自分で判断してしまってよいのか迷うクロノ。
 そんな時

「クロノ、その協力受けさせてもらいましょう。
 士郎君の力を借りれるなら心強いわ」

 モニターが開き、リンディさんが現れ、俺の協力の許可を出す。
 それにクロノが頷き

「確かに心強いのは確かだ。
 もし発見したら」
「念話が使えないからな。
 発見、問題が起きたら上空に魔力弾を放て。
 その地点に向かう。
 俺の時も同様に上空で爆発を起こす」
「わかった。
 それで行こう。
 くれぐれも気をつけていくぞ」

 クロノの言葉に俺とユーノが頷く。

 それとほぼ同じくしてなのは達とヴィータ達がそれぞれの相手に向かって空を翔ける。

 それに続く様にクロノとユーノが飛び立ち、俺も魔力放出で地を蹴り、クロノについて行く。

 結界を抜ける直前に向こうで戦うなのはとフェイトを見るがデバイスが壊れている様子もない。
 内心では正直心配だったが杞憂だったようでなによりだ。

 そして、クロノと共に結界を抜け

「ここからは別行動だ。
 あまりやり過ぎるなよ」

 管理局が記録しているのだから魔術を使い過ぎるなというクロノからの警告だろう。

「ああ、うまくやるさ」

 クロノのに頷き、クロノと反対方向に向かって別行動を開始する。

 ビルからビルに跳び、敵を探す。

 ビルの屋上から視線を奔らせるがどうしても死角はあるのでそれを補う様に移動する。
 クロノの方は管理局員の張った結界があるので見えない。

 シャマルがどこかにいるかもしれないが、見つけた時の考えはある。

 そして、俺が本当の意味で探している奴は別にいる。




side クロノ

 街を空から見下ろして闇の書を探す。

 さすがに結界内の事が心配で一度エイミィに

「なのはとフェイトは大丈夫か?」

 と訊ねてみたが

「大丈夫だよ。
 圧勝とはいかないけど初めてのカートリッジシステムでいい勝負をしてるよ」

 という返事が返ってきた。

 それにしても末恐ろしい子たちだ。

 闇の書の守護
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