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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
かくしてウィステリアは、結成する
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あたしもまた顔を近づける。
ムシャクシャしたり、とにかく疲れた時、
そういった時は香子にぶつける。
感情を全部リビドーに変えて、彼女に全部ゆだねる。
そうしてキスしようと、もうすぐそこまで互いの唇が触れようとした時だった。
「…。」
「…。」
誰かが、見てる。
視線を感じてキスの直前で停止。
目だけを動かし気配のした方に向けると…
「あら、いいのよ続けて。」
「!!!!」
いつの間にかそこにはバスタオル一枚のへカーティアとソフィーが。
慌ててあたしと香子は距離を取るも、彼女はクスクスと笑っている。
「いっ、いつから!?」
「さっき。ごめんね…ただいまって言おうと思ったんだけど…来てみたら言うに言えない雰囲気だったから…。」
「にしてもおアツいのねぇ。聞いたソフィー?二人の時は”香子”と呼ぶそうよ。」
やめろ、恥ずかしい。
「ほら、続けて。私達もそのうちおっぱじめるかもだから。」
「続けられるか!!しかもおっぱじめるって何!?」
「何って、ナニにきまってるじゃな〜い?」
と、問答無用でソフィーのそこそこ大きな胸を後ろからわしづかむへカーティア。
「ひゃあ!?やめてよへカーティア!!葵さん達が見てる!!」
「いいのよん。あっちがその気ならこっちだって存分に見せつけてあげましょ?」
「そ、そういうのはお風呂場じゃなくベッドで…あっ、あぁぁっ???」
…。
「…葵様。」
今にも始まりそうな雰囲気の中、香子がトントンと肩を叩いてきた。
「…上がりましょうか?」
「うん、あがる。」
へカーティアがソフィーを押し倒し、尻目に、あたし達は何を言うことも無く出ていった。
行為を途中で邪魔されるものほど、萎えるものは無い。
逆に冷静になったあたしは、香子と共に何も話すことはなく、普通に着替えて普通に出ていった。
?
今日来てくれたエリザベートのマスター、麻美さんがちょうど猪の肉をお詫びに持ってきてくれたので、今晩は体力をつけるという意味を込めぼたん鍋にする事にした。
とはいっても、あたしに料理なんて難しいことは出来ない。
なのでここにいる、前に宮本のアヴィケブロン先生に作ってもらった式神ゴーレムに作ってもらう。
大体の料理データは入っているそうだ。彼女らは難なくしてぼたん鍋を完成させた。
そこまではいい、いいのだが
「あらぼたん鍋!夜も頑張っちゃおうかしら!」
「なんで来た。」
お風呂上がりだからか、妙に肌がツヤツヤしたへカーティアとソフィーが当たり前のように席に着いていた。
「なんでって…別に食べていいでしょ?私たちだって今日すっっごく疲れてるの。」
「…。」
実はこうしたレッスンが始まってから
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