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おぢばにおかえり
第六十七話 春休みが終わってその四十一

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「つくづく思います」
「そして大好きよりも好きなのは超好きなんだよ」
「超ですか」
「わし彼がそうなっている人知ってるから」
「何かあの子がそこまで好きになると」
 すぐに察しがつきました。
「もういつもベタベタしそうですね」
「それ千里ちゃんが言ったら皆笑うよ」
「どうしてですか?」
「そのうちわかったらいいね、ただね」
 白石さんは私に言いました。
「彼はあれで好き嫌いは見るからね」
「そうなんですね」
「うん、好きになる人も成程って思える人で」
「嫌う人もですか」
「問題があるってわかるからね」
 だからだというのです。
「理由なく嫌わないよ」
「嫌い方に問題があるってことですね」
 その全否定がです。
「そうなんですね」
「だから千里ちゃんもそこはわかってあげるんだよ」
 新一君のそうしたところもというのです。
「いいね」
「わかってあげるんですか」
「そして彼に色々と教えてあげればいいよ」
「そうなんですね、しかし昨日は実家で会って」
 その新一君とです。
「今日も会うなんて」
「お引き寄せって凄いね」
「そう思うます」
 つくづくです。
「お引き寄せが一番凄いですね」
「親神様のご守護の中でね」
「うん、それはね」
「そう思う時があります」 
 それが実に多いです。
「本当に」
「わしもだよ、誰と何処でそうして会うか」
 このことがです。
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