第三十七話 完成させることの大切さその四
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「誇り高くて」
「それで、ですか」
「約束を破らなかったのよ」
「だから嘘吐かないですね」
「そう言ってたのよ」
「そうだったんですね」
「西部劇ではずっと悪役だったけれどね」
そして騎兵隊がヒーローであった、尚騎兵隊は白人ばかりだったかというと実は違いアフリカ系の騎兵隊も存在した。またガンマンやカウボーイにもアフリカ系は多かった。
「その中でもね」
「嘘吐かないだったんですね」
「そう、誇りのある人は」
「嘘を吐かないんですね」
「自分に誓ったらね、まあ政治だと騙しもあるから」
それでというのだ。
「嘘もね」
「吐きますか」
「そして謀略もありよ」
「そうした世界ですね」
「それで国益を手に入れる世界だから」
「そうしたこともありですね」
「シュミレーションゲームだと常識よ」
謀略を使うことはというのだ。
「もうね」
「それはですね」
「それで勝って天下統一とかするから」
「そういえば豊臣秀吉さんも」
「あの人は一流どころか超一流だからね」
それに対して彼の軍師の一人であった黒田半兵衛は二流だったというのだ坂口安吾の評価だ、これは秀吉と比較してであろうか。
「だからもうね」
「謀略もですね」
「いつも使ってたわ」
「そうだったんですね」
「城を攻めるのも上手だったけれど」
秀吉はそれの名人と言われていた。
「人を攻めるのはね」
「もっと上手だったんですね」
「だから人たらしって呼ばれていたのよ」
これも彼への評価である。
「天下のね」
「それで謀略もですか」
「もう人の心を攻めて篭絡するなんてこともね」
そうしたことも謀略に入ると言えば入る、その様にして秀吉は他家の有力な家臣を引き抜いたこともあるのだ。
「あったの」
「そうですか」
「相手の家の力を弱めて」
「人を攻めて」
「相手の優良な家臣の人を取りこんでね」
副部長もこのことを話した。
「自分の家臣にする」
「相手は弱まってこっちは強くなりますね」
「まさに一石二鳥のね」
「凄い謀略ですね」
「その中で嘘とかもね」
「あったんですね」
「謀略の基本だからね」
嘘はというのだ。
「吐くこともあったでしょうね」
「それが政治の世界ですね」
「根拠のない噂をばら撒くことも」 92
このこともというのだ。
「嘘でしょ」
「ネットで多いですね」
「そうしたネットの工作みたいなこともね」
「謀略で」
「そういうのを使うこともあるから」
「政治ではいいんですね」
「それを描く政治漫画もあるしね」
ここで漫画の話もした、漫研らしく。
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