第四百八十五話 乱世の様にその九
[8]前話 [2]次話
「だったらな」
「仕方ないんだ」
「俺達の負傷はか」
「ああ、正直よくもったぜ」
むしろというのだ。
「二人共な、しかしあの小僧はな」
「うん、そろそろ緑谷君もね」
輝気は冷静な顔で述べた。
「流石にね」
「あぶねえな」
「だからね」
「今援軍送ってよかったな」
「僕もそう思うよ」
「さて、俺達は手当てだ」
プリズナーは冷静な顔で述べた。
「そしてだ」
「はい、また戦線に戻りましょう」
「怪我をしたなら回復させればいい」
プリズナーは冷静なままだった。
「ならだ」
「はい、手当てを受けましょう」
「今からな」
「おう、そうしろ。あと小僧の代わりにな」
エクボは戦局を見て言った。
「やっぱり誰かに行ってもらうか」
「わたくしが行きますわ」
セシリアが意を決した顔で出て来た。
「お任せ下さい」
「行ってくれるか」
「わたくしで宜しいですわね」
「頼むな、じゃああんたは空からな」
「戦いますわ」
こう言ってセシリアは飛び地上で必死の顔で戦う出久に言った。
「緑谷さんここはです」
「交代ですか」
「後はわたくし達に任せて下さい」
「わかりました、それじゃあ」
「緑谷さんに負けない戦いをお店しますわ」
「いつもお見事です」
クレアも言ってきた。
「その戦いぶりお手本にさせて頂きます」
「緑谷さんの様に決死で戦う」
「その熱意受け継がせて頂きます」
こう言ってだった。
出久を助けた戦士達は彼が下がるまで共に戦いその戦いを受け継いだ、戦いは激しいままでありまさにだった。
怪人達は次々と出て来た、その彼等を倒しつつレベッカは言った。
「さて、何体倒したかしら」
「貴女は百十一体よ」
タバサが答えた。
「よくやっているわ」
「そう言ってくれますか」
「事実だから」
その倒した数はというのだ。
「言わせてもらうわ、そして私も」
「タバサさんもですね」
「戦っているわ」
「水の魔法で」
「これを使ってね」
「援護をお願いします」
タバサにロレンツォが言ってきた。
「これから突撃を仕掛けますので」
「わかったわ、それじゃあ」
「じゃあ私も」
レベッカはロレンツォの言葉を受けて彼と動きを合わせた。
「生きます」
「それでは」
「あたしも援護するわ」
マリアンデールも二丁の拳銃をそれぞれの手に持って出て来た、既に戦う姿勢になってそのうえで笑顔になっている。
「じゃあ行ってね」
「俺も突撃するぜ」
マルコも笑顔で来た。
「二人より三人の方がいいだろ」
「ええ、お願いするわ」
タバサはマルコにも応えた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ