第48話
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「やはり駄目ですか…あの世なら悟空さんや悟林さん達がいるから…」
キビトの難しそうな声にトランクスは肩を落とす。
やはり強い人間はそう簡単に見つからないらしい。
「あの世…あの世にならあなた方に匹敵するパワーの持ち主がいるのですね?」
「え?お、恐らく…特に俺の姉さん…孫悟林は俺達より強いはずです」
「分かりました。ではキビト…あの世に行き、孫悟林さんを連れてきて下さい」
「分かりました」
「「え?」」
キビトが瞬間移動で消えてしばらくしてキビトが帰ってきた。
懐かしい姿と共に。
「ね、姉さん…!」
「悟林さん…!」
母親のチチが天下一武道会に参加した時に着ていた青い道着を着た女性…悟飯の姉であり、トランクスの師であるこの時代の悟林が姿を現した。
「お前ら…悟飯と……トランクスか!?でかくなったな…」
「ま、また姉さんと会えるなんて…!それだけでもこの界王神界に来て良かった…!」
「悟林さん…」
悟林が2人に歩み寄ると震えている2人の肩を叩いた。
「悟飯、トランクス…逞しくなったじゃないか。私はお前達を誇りに思うよ」
「「…はい!」」
「大体の事情はキビトさんから聞いている。早速修行を始めるぞ!手を抜くつもりは一切ないからお前ら死ぬ気でやれよ!!」
「「はい、お願いします!!」」
「良い返事だ。ところで悟飯…お前、何で剣なんて使ってるんだ?」
「あ、これはゼットソードと言って…」
ゼットソードの説明をすると悟林が興味深そうに剣を見つめる。
「へえ、昔話の本みたいな剣だな…悟飯、姉ちゃんに貸せ」
「あ、はい。重いから気を付けてくれ姉さん」
「ああ…いっ!?思ったより重いな…この剣が凄まじいパワーをなぁ…」
片手で悟飯よりも簡単にゼットソードを振り回す姿に界王神とキビトは唖然となる。
「随分簡単に扱うね、姉さん…」
自分が苦労して使っているゼットソードを簡単に振り回している姿を見るのは少しショックだったようだ。
「あの世での修行で錘を着けて修行することもあるからな…さて、私が死んでる間、どれだけ腕を上げたのか見させてもらうぞ」
「へへ、この変身には流石の姉さんも驚くぞ!」
久しぶりの姉との会話のためか心なしか悟空に近い雰囲気を出している悟飯。
トランクスと共に超サイヤ人2に変身すると悟林は驚く。
「ほう、超サイヤ人を超えたか。流石は私の弟と弟子だと褒めてやる。だが、残念だったな。超サイヤ人2ならとっくに会得している。それ以上の変身も会得しているからな」
「超サイヤ人2以上の!?」
超サイヤ人2以上の変身を会得している師匠に驚愕するトランクス。
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