暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜王国義勇兵団「白隼隊」〜
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リベールに対して心から罪悪感を抱いているアルノール皇家の方々もそうですがレーグニッツ知事やダヴィル大使のように良識あるエレボニアの政治家達はオズボーン宰相とは違います!」

「ユーシス……」

「つーか、この戦争でエレボニアの軍人達を殺しまくっている上、エレボニアの領土を奪い続けているテメェらメンフィルだけは他人(ひと)の事は言えねぇだろうが!」

レンの指摘に反論できないトワは辛そうな表情で唇を噛みしめて顔を俯かせ、アンゼリカとクロウは複雑そうな表情で呟き、真剣な表情でレンに反論するユーシスをマキアスは驚きの表情で見つめ、アッシュは怒りの表情でレンに反論した。

「失礼ね〜。その口ぶりだとアッシュお兄さんはメンフィルやパパ達の”過去”を知らないようだけど、レン達メンフィル――――――いえ、”闇夜の眷属”は元々”虐げられる側で弱者の立場”だったから、リベールのような”搾取された事がある弱者の立場の人々”の気持ちも理解しているわよ。―――さてと。どうやらエレボニア帝国軍の旗艦に動きがあるようだし、そろそろ”最終段階”の始まりかしらねぇ?」

「え…………」

「エレボニア帝国軍の旗艦の動き――――――学院長はこの状況で何をするつもりなの……!?」

アッシュの反論に対して小悪魔な笑みを浮かべて答えた後に意味ありげな笑みを浮かべたレンが口にした言葉を聞いたエマは呆け、サラは真剣な表情で声を上げた。すると映像端末はエレボニア帝国軍と戦っているリシャール達の様子から滞空しているガルガンチェア1号の様子へと変わった。



〜少し前・ガルガンチェア1号・ブリッジ〜



「――――――ダメです!指揮官クラスの将兵達が次々と討たれ続けている事で地上の指揮はほとんど機能していません!」

「空挺部隊の方も混乱が大きく、こちらの指示が届いている攻撃艇は全体の2割程です!」

「報告!先程まで連絡が取れていた第11、14、17の師団長達との連絡が師団長達の悲鳴と共に突然途絶えました!状況を考えると第11、14、17の師団長達も討たれた模様!」

「報告!第3、5、9空挺部隊との連絡が途絶えました!連絡が途絶える寸前に聞こえて来た悲鳴を考えると王国軍の空挺部隊に撃破された模様!」

「くっ………どうすればこの状況を変えられる……!?」

少し前、次々と通信士を務めている軍人達が報告する悲惨な戦況報告の内容を聞いたレリウス中佐は思わず近くにある机を殴った後頭を抱えた。

「……………………まだ連絡が取れる地上の指揮官達にこの艦付近の地上に移動し、迎撃態勢を取る指示を。」

「イエス・コマンダー!!」

一方重々しい様子を纏って黙り込んでいたヴァンダイク元帥は指示を出し、ヴァンダイク元帥の指示に答えた軍
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