ハーケン会戦〜王国義勇兵団「白隼隊」〜
[4/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
百日戦役”で家族、恋人や伴侶、友人と言った親しい人達を亡くして”孤独”になって今まで生きて来た事よ。」
「ひゃ、”百日戦役で親しい人達を亡くして孤独になって生きて来た人達”って事は……」
「”百日戦役”でのエレボニア帝国軍によるリベール侵攻によってエレボニア帝国軍に殺された人達の”遺族”――――――”戦争被害者”か……」
レンの説明を聞いたその場にいる全員が血相を変えている中トワは辛そうな表情で呟き、アンゼリカは重々しい様子を纏って呟いた。
「”ただの戦争被害者”じゃないわよ。さっきも言ったように白隼隊に志願した民兵達は”百日戦役によって親しい人達を亡くした後、今もなお孤独に生きている人達よ。”百日戦役後結婚や新たなる出会い等で、”新たなる親しい人達を作って生きている百日戦役のリベールの戦争被害者達”に関してはR&Aリサーチの面々は”白隼隊”の結成の話すらしなかったらしいもの。――――――ここまで言えば、白隼隊の民兵達の”目的”はもうわかるでしょう?」
「”百日戦役で自分達の親しい人達の命を奪ったエレボニア帝国軍への復讐”ですか……」
「……だから、白隼隊の人達は”民兵”であるにも関わらず、画面越しでもわかる程の”殺気”を纏っているんだ。」
「そういえば”白隼隊”を率いる”将”と思われる人物は号令時に”リベールの怒りと悲しみをエレボニア帝国軍に叩き込め”と言っていたが……まさに言葉通りの意味だったのか……」
「なるほどね〜。”帝国解放戦線”を例に挙げたのは、白隼隊の民兵の人達も”帝国解放戦線”みたいに失うものがなく、悲しむ人達もいない”復讐の為なら自分は死んでもいい”と思っている人達ばかりだからなんだろうね〜。」
説明を終えたレンは意味ありげな笑みを浮かべて答えを促すとセドリックは辛そうな表情で答えを口にし、フィーとガイウスは辛そうな表情で映像端末に映るエレボニア帝国軍と戦う白隼隊の民兵達を見つめ、ミリアムは複雑そうな表情で推測を口にした。
「正解♪―――だから言ったでしょう?”鉄血宰相に大切なものを奪われ、その復讐の為ならば自分達の身がどうなってもいいという考えを持つ人達ばかりの帝国解放戦線”を結成した元帝国解放戦線リーダーだった”C”さんなら、白隼隊の民兵達の気持ちも察する事はできるでしょうって♪」
「……ッ!!ああ…………まるでかつての俺や帝国解放戦線の連中を見ているようで、白隼隊の民兵達の気持ちも自分が嫌になるくらいわかるぜ、クソッタレがッ!!」
「クロウ君……」
「……………………」
小悪魔な笑みを浮かべたレンに指摘されたクロウは両手の拳を強く握りしめ、唇を噛み締めた後怒りの表情で声を上げ、クロウの様子をトワは心配そうな表情で見つめ、アンゼリカは重々しい様
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ