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東方絆日録 〜 Bonds of Permanent.
招かれし者(西村早苗)
魔理沙再び
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ほど多くなく、ものの10分ほどで境内が綺麗になった。
竹箒を仕舞い、次は石灯籠でも磨こうかと考えていたときのことだった。


ーーードゴーン!


鳥居から雷が落ちたような音が聞こえた。
(西)がそちらを見ると青ずくめの青年が鳥居の前に立っていた。


?「……勝ったみてえだな。よし、スペル発動!」


〜防御「究極の盾」〜


青年の目の前に蒼く光る盾のようなものが形成される。
そのとき、眩い光を発しながらこちらに飛んでくる物体が見えた。それはまごうことなく青年に突っ込んでくる。

『危ない!』
(西)が叫ぶと同時に光を放つ物体が青年にぶつかった…と思ったら光が消え、さらには盾まで消えた。
驚いた(西)が様子を見に行くと、青年の前に少女が座り込んでいた。


少女「へへへ…また負けちまったぜ」

青年「『餅は餅屋。お前が速さ専門の俺に勝てる訳がねえ』って何度も言ってるだろ?」

少女「そうかもな。…まあ、いつかまた勝負しようぜ」

青年「ああ。次も俺が勝つけどな」


(西)は青年とは面識がなかったものの、少女のほうは知っていた。


(西)「魔理沙やん。久しぶり!」

魔理沙「おう、早苗!元気だったか?」


少女は霧雨魔理沙という魔法使いで、(西)が幻想郷で初めて出会った人物である。


青年「魔理沙。この人がーーー」

神奈子「どうした!何かあったのか??」


青年が何か言いかけたとき、拝殿の中にいた三人が飛び出してきた。
・・・というか、皆さん気づくの遅すぎますよ。


(東)「魔理沙さんと翔《かける》さんじゃないですか。今日はどうされたんです?」

翔「西村早苗さんに会いに来たんだ」

諏訪子「(西村早苗を指して)彼女がそうだよ。まあ、ここじゃなんだから上がってよ。早苗ちゃんもおいで」

(西)「あ、はい!」




ーーー6人は拝殿へ入っていった。


(融合編『初顔合わせ@』へ続く)

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