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東方絆日録 〜 Bonds of Permanent.
招かれし者(西村早苗)
守矢神社にて
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(※東風谷早苗視点)




こんにちは!
私は妖怪の山の(いただき)にある守矢《もりや》神社で現人神(あらひとがみ)巫女(みこ)風祝(かざほうり)をしている東風谷早苗《こちや‐さなえ》と申します。

今日はこの時期にしては珍しく晴れたので境内の掃除をしています。
箒で落葉を掃いていたとき、空が一瞬光った気がしたので見上げるとなにやら黒い物体が見えました。そしてそれはぐんぐん私に近づいてきて……………あっ、危ない??




(※第三者視点)




魔理沙と早苗を乗せた箒は猛スピードで守矢神社の鳥居の真上を通過した。参道には人の姿が見える。
あわや正面衝突かと思われたがその人物の数メートル手前で箒は急停止。強力な遠心力がかかったため箒の後ろに乗っていた早苗は危うく投げ出されそうになった。


魔理沙「どうだ、私の運転技術は!?恐れ入ったろう!」

早苗「うぅ、気持ち悪い…」


早苗がやっとの思いで箒から降りたとき、先ほどぶつかりそうになった人物が魔理沙に抗議する。


?「魔理沙さん、空の上は高速道路じゃありません!法定速度を遵守して下さい!」

魔理沙「私の辞書に“法定速度”という文字はないぜ!」

?「酷い!そんなのないですよ??」

魔理沙「まあまあ、これでもちょっとは“悪かったな”と反省してるんだZE☆」

?「ちょっと??」


緑色の長い髪の毛に蛙と蛇の髪飾りをつけ、青と白を基調とした巫女装束を身に纏ったその少女はしばらく魔理沙に怒っていたが、やがて早苗の存在に気づいた。


?「おや、そちらはどなたでしょうか?」


西村早苗【以下:(西)】
「初めまして。私は外界人の西村早苗と申します。こちらに同名の“早苗”という方がいらっしゃるとお伺いしましたが、もしや貴女がそうですか?」

東風谷早苗【以下:(東)】
「へえ、貴女も“早苗”さんというんですか!私はここ、守矢神社で巫女と風祝をしている東風谷早苗と申します。よろしくお願いしますね♪」



ーー
ーーー


(西)「えっ、早苗さんって現人神なんですか??」


ここは守矢神社の拝殿兼住居。
魔理沙と(西)はここに案内され、(東)と2人の神様と話しをしている。


(東)「はい。でもこう見えてまだ18歳なんですよ♪」

(西)「ウチのいっこ下やん!誕生日は?」

(東)「5月18日です」

(西)「ウチは19日!誕生日まで一日違いなんやね??」

(東)「すごいですね。私の“奇跡を起こす程度の能力”が働いたとしか思えませんよ」


(東)はそう言って緑茶を一口すすった。


(東)「そういえば、早苗さんは先ほど『外
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