激闘!!最凶イプシロン!
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「陣形を崩すなぁ!!」
鬼道くんの声が響く。
ここの施設を使用し始めて3日目に突入していた。
私たちは着実と実力を身につけて行きトレーニングのレベルも最高レベルで
トレーニングするまでに成長していた。
「ふぅ…流石に最高レベルは堪えるぜ…!」
そう言いながらトレーニングルームから出てきた円堂くん。
「円堂くんも凄いトレーニングしてるよね!」
「ああ!なんかこう自分の成長が実感できてワクワクしてくるんだ!」
バァァァァァァン!!
「ん?」
突然響いた大きな音に私と円堂くんは顔を見合わせて
大きな音が響いた方に近付く。
「やるじゃねぇかアツヤ!」
「ああ…!これならあのデザームからゴールを…!!」
大きな音が響いた場所はシュート力を鍛えるトレーニングルームからだった。
「俺たちのシュート力も確実に上がっている」
黒薔薇くん達がそう話しているのを見ると円堂くんは
トレーニングルームに顔を出す。
「おお!やってるなお前ら!」
「円堂!」
「ああ!俺たちの準備は万全だぜ!」
そう自信満々に答える染岡くん。
アツヤくんもいいライバルが居ることによって良い刺激になってそうだ。
「ああ、今回ばかりは俺だけのプレーじゃ上手くいかねぇかも知れねぇからな」
「え?」
「ん、なんだよ俺おかしいこと言ったかよ?」
思わぬアツヤくんの言葉に私と円堂くんは驚く。
あのアツヤくんが1人で攻め込もうとしていないのだ。
あの時エターナルブリザードを止められて誰よりも悔しがっていたアツヤくんが。
「でも、勘違いすんなよ黒薔薇、染岡…!デザームから点を奪うのはこの吹雪アツヤだ…っ!」
そう言いながら2人に声を掛けるアツヤくん。
「へっ、1人だけ良い格好させてたまるかよ!」
「俺も雷門のFWだ。やるからにはお前にも負けないさアツヤ」
そう闘争心を持ちながら染岡くん、黒薔薇くんも汗を拭く。
「ははっ!良い感じだな!!」
円堂くんもそんな3人を見て嬉しそうだ。
その後私達はトレーニングに戻った。
イプシロンの予告の日まで残り2日。
私たちは負ける訳には行かない。
お兄ちゃんの為にも、この世界のためにも!
そう気合を入れる私。
しかし身体が震えているのに気付く。
「あ、あれ…おかしいな…」
私はその震える身体を抑えようと自分の腕を掴む。
「…ううん。もう自分に嘘をつくのはやめよう…」
私のこの震え、前回にイプシロン戦の時もだった。
本当は前回気付いていたのかも知れない。
ううん、もっと前かも知れない…。
「マキちゃん…。ううん、マキちゃんだけじゃ無い。風子ちゃん…だよ
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