第47話
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時の部屋。
10倍の重力なのは同じだが、気温は50度からマイナス40度まで変化し、空気は地上の4分の1の真っ白な世界。
急激な気温変化は常に体を気で防御しなければ命に関わり、何もない真っ白な世界は気が狂いそうになるほどに過酷な環境であった。
おまけにトランクスは精神と時の部屋での修行を終えてから過去の自宅の重力室を使ったこともあり、今更10倍重力でどうにかなるわけがない。
「う、嘘だっ!ハッタリなのは分かっているぞ!」
「ならお前自身で確かめると良い」
10倍の重力の影響がないかのように距離を詰め、トランクスは男の眼前に手のひらを翳して気功波を放って消し飛ばした。
「やったなトランクス!」
「ええ、大したことのない相手で良かったです」
「信じられませんな…下界の人間がここまでとは…」
「本当に…我々が下界の人間の力に狼狽えるなんて…ですが、頼もしいですよ。」
「…ええ、そうですな」
界王神の言葉にキビトも同意する。
ここまでの力を見せられたらいくら頑固者のキビトでも2人の力を認めざるを得ない。
そして地下へと続く扉が開かれた。
「どうやら奴を倒したことで下に行けるようになったようですね。行きましょう」
「待て」
降りようとするトランクスをキビトが呼び止めるとキビトは魔法で新たな剣を創り出した。
「これは…」
「お前は剣を使うのだろう?ならば壊れた剣の代わりにこれを使え」
トランクスの使っていた剣とは形状が違うが不思議としっくり来る。
「ありがとうございます」
「鞘はサービスだ」
トランクスが使っていた鞘に魔法を使って新しい剣が納まるようにしてくれた。
新しい剣を手に入れて攻撃力をアップさせたトランクスは悟飯達と共に下のフロアに降りる。
次の下のフロアに現れたのは醜悪な怪物である。
「…魔獣ヤコン…」
その醜い容姿の怪物に息を飲むと、界王神の呟きに気付いた悟飯が尋ねる。
「魔獣…ヤコン…?」
「ええ…暗闇を好む怪物です…奴は強いだけじゃなく素早い…それに…」
界王神の言葉の途中で突然真っ暗になるフロア。
暗闇のために何も見えない。
「ヒッヒッヒ…どうだ!俺が見えないだろ…」
暗闇で響くヤコンの声。
闇に潜むヤコンはニヤリと笑うと腕の鎌をトランクスに振り下ろすが、トランクスはその攻撃を何ともないかのようにかわした。
「姿なんか見えなくてもお前の放つ気や空気を感じればお前がどこにいるのかすぐ分かる」
暗闇に響くトランクスの声。
そしてトランクスの声と共に淡い光が生まれる。
「それに暗闇を照らす方法はある…」
そう告げるトランクスは超サ
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