第47話
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ようやく人造人間の恐怖から解放されたと言うのに、また新たな脅威が現れようとしていることに悟飯とトランクスの表情も険しくなる。
「魔人ブウの復活を止めるにはバビディを復活前に倒す必要があります。しかし、バビディは厄介な魔術を使うのです」
「魔術ですか?」
「バビディは相手の邪心につけこみ、操ることが出来るのだ。他にも強力な魔術をいくつか使える。魔術に関しては何とか対抗出来るが、奴が洗脳した人間に厄介な存在がいる可能性がある。だから邪心を持たず、そして強力なパワーを持った者でなければ闘えないのだ。」
「なるほど、俺達に接触してきたのはそういうことなんですね?」
「ええ、宇宙の平和のためにあなた方の力を貸してください」
界王神がそう言うが、既に2人の意志は決まっていた。
「勿論です、ようやく取り戻した平和をそんな奴らに奪われてたまるか…!」
悟飯がそう言うと界王神が安堵するとキビトが険しい表情を浮かべてある方向を見た。
「どうやら動き始めたようです」
「とうとう動きだしましたか、行きましょう!」
4人はバビディの元へと飛び立った。
向かった場所は人気のない荒野で、人造人間に荒らされた痕跡が目立つ場所だった。
「こんな場所にバビディのアジトがあったのか、良く人造人間に見つからなかったな…」
「恐らく、宇宙船を地中に隠していたのだ。」
「そうか、人造人間は気を感じられないからバビディの宇宙船に気付かなかったのか…」
「バビディは恐らく魔術で宇宙の各地を巡ってエネルギーを回収していたのでしょう。だから我々も気付くのが遅れてしまった…」
「っ…!宇宙船から誰かが出てきましたよ」
宇宙船の入り口が開いて出てきた人物は見張りをしていた人物と入れ替わるように宇宙船の前に立つ。
その人物の姿に界王神とキビトが目を見開く。
「何故、ダーブラが…」
「「ダーブラ?」」
「奴は暗黒魔界の王・ダーブラだ。この世界ではお前達が最も強いのかもしれんが、暗黒魔界での最強は間違いなく奴だろう。」
「…どうやらダーブラはバビディの魔術の影響下にあるようですね」
ダーブラの額の模様を見ていた界王神が呟くと悟飯とトランクスがダーブラを見る。
「バビディとは暗黒魔界って言う世界の最強の戦士さえ操れてしまうんですね」
「はい、邪心さえあれば相手の強さに関わらず洗脳出来てしまうのがバビディの厄介なところです。ですが何としてでも魔人の復活を止めなければ…皆さん…厳しい戦いになるかも知れませんが私達の力になってくれませんか?」
「勿論です。あんな奴らを地球に野放しに出来ません…なあ、トランクス」
「はい」
悟飯とトランクスの返答に界王神が
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