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鬼の手をもつ男(GS美神の二次)
4話 最後の修行は孫悟空と……!! 後
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いることは就職に有利になるかもしれない。
それに、受けるだけなら命の危険もないしな。
研修も荷物持ちとか素人にも出来るお祓いくらいだろう。

「分かったよ。来年に資格取得試験を受けに行くよ」

「そーか、そーか。まあ、ほどほどに頑張るんじゃぞ」

俺が試験を受けると宣言すると、じいさんはニコニコ顔で姿を消した。
さて、下山しますか!
気合を入れ、自宅へと進みだす。
あ、そういえば……。

「おれの研修先って何所だ?」

「○○町の教会じゃったな。なんでも神父と言うあだ名のS級GSが経営しているとか……。」



☆☆☆☆☆☆



小竜姫視点


巻物『無限時空』が連れてきた彼は祖先と同じ様に守りたい者の為に世界の為に、封印の
解けた鬼を自分の体と霊力を犠牲にして封印をしたと聞いた私は彼にお礼として
鬼のコントロールが出来るまで彼の修行の面倒を見ることにした。
修行する時の彼はいつも真剣で必死だ、たぶん早く力を取り戻して鬼をコントロールし、
今も何所かで、悪霊に襲われる人たちを助けたいのだろう。←(違います)
私はそんな彼を見て、彼の修行が完遂した時に彼の望むであろう資格を早く取れるように
手助けをする事を決めました。
京介さんの実力なら研修期間は一年で大丈夫ですね。
研修先は前に修行に来ていたS級のGSに頼みましょう。
たしか神父?と呼ばれていましたね。



そして彼の修行が全て終了し、神父に連絡した後、下山する彼を見送ろうと思っていたのですが、
別れる時の自分の顔を見せたくなくて、思わず話を素早く切り上げて門を閉じてしまった
私。
彼とは短い付き合いでしたが、充実な日々を送ることが出来た。
その日々はとても楽しく、どの人間と修行するよりも素晴らしいものに感じます。
ですがその日々が今日で終わってしまった。
なんだか心に穴が開いた気がします。

「はあ……」

修行場に行き気分を紛らわすために修行をしたが
いつもの彼の声は聞こえず、私のため息だけが聞こえた。



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