第四百八十五話 乱世の様にその一
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第四百八十五話 乱世の様に
決戦の朝が来ようとしていた、戦士達はもうその準備を整えていた。
「頭、もう全部整いました」
「飲みものも食いものも揃えました」
「医療品も寝袋もです」
三羽が猿渡に言っていた。
「全部揃ってますよ」
「これなら全員何日も戦えます」
「休憩も摂れます」
「そうだな、これだけあったらな」
猿渡もうず高く積まれた物資を見て言った。
「大丈夫だな」
「へい、ならです」
「この世界でも戦いましょう」
「そうしていきましょう」
「そうしような、相当な戦いになるだろうけれどな」
それでもと言うのだった。
「しっかり腰を据えて戦っていこうな」
「では皆の者配置につくのだ」
道三も言ってきた。
「そして時間になればだ」
「楽しい開戦よ」
久秀は笑って言ってきた。
「いよいよね」
「楽しい?」
「ええ、そうよ」
信行にも笑って返した。
「その時はね」
「物凄い戦いになりますけれど」
「それで人間が神様に勝つのよ」
「だからですか」
「それが楽しくなくてどうなのかしら」
「神という絶対の存在に勝つのだ」
道三はまた言った。
「それが楽しくないか」
「そう言われますと」
「うむ、ではな」
「これからですね」
「全力で戦い」
そしてというのだ。
「神に打ち勝つのだ」
「そうしてきます」
「あんたも戦うんだからね」
信奈も信行に言ってきた、姉として胸を張って言う。
「いいわね」
「覚悟はですね」
「しておきなさいよ、それにあんたは何かと人気あるんだから」
「いいことですよね」
「義晴とも仲がいいしね」
「猿君とも今や親友ですしね」
「そう、息を合わせてやっていきなさい」
こう信行に言うのだった。
「いいわね」
「そうしていきます」
「それじゃあね、さてそれじゃあ」
「いよいよだな」
猿渡が応えた。
「時間だからな」
「ライダーの人達も変身するわね」
「ああ、そうしてな」
そのうえでというのだ。
「戦うな」
「宜しく頼むわね」
信奈は猿渡に微笑んで応えた。
「やっぱり軸はね」
「俺達仮面ライダーだな」
「だからね」
それ故にというのだ。
「宜しく頼むわ」
「それじゃあな」
「ではです」
「私達も変身しましょう」
鷲尾風と鷲尾雷がだった。
互いに顔を見合わせ変身した、そして三羽もだった。
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