未来トランクス編
第46話
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いた。
「多分、それはあたしよ」
「「え!?」」
「あの、どうしてそんなことを?」
悟林へ暴言を吐いた犯人は何とブルマだったことにトランクスとマイは驚き、悟飯はどうしてそんなことを言ったのかを尋ねた。
「あたしとあっちのあたしじゃ、大分事情が変わってると思うけど根本的な問題は変わってないはずよ…昔、ヤムチャとの交際で色々参っていた時、偶然見かけた悟林ちゃんに相談したのよ。こっちは真剣に悩んでるのに悟林ちゃんはヤムチャと上手くいかないならベジータとくっつけば良いんじゃないのとか言い出したのよ。あたし、当時はベジータのことをそんな風に見てなかったから当然大激怒よ。あいつには散々な思いさせられたし…あたしなりに真剣に悩んでるのに適当に言う悟林ちゃんに頭に来て、悟林ちゃんが生まれてからベジータとかフリーザとか碌なことがないって怒鳴っちゃったのよ」
「な、なるほど…でも姉さんはそう言うのに本当に興味がないからなぁ…と言うかブルマさん、何でよりによって姉さんに相談したんですか?」
父親の悟空ほどではないにしろ、大人になってからも花より団子、色気より戦闘を地で行く姉に相談するよりも寧ろ母親のチチの方が適任だと思うのだが。
「言わないでよ、あの時のあたしはどうかしてたのよ!」
本当に当時の自分は何で幼い悟林に相談したのか…自分で自分が分からない。
まさか、悟林が蘇生を拒否した理由がそんなこととは思わなかったが、悟林が自ら危険に突っ込んでいくことを考えると強ち間違いと思えない。
微妙な空気が漂うが、ラジオからの緊急放送がされた。
「よし、行くぞトランクス!」
「はい!」
「大丈夫なの?あんた達?」
「大丈夫です!そのために過去へ行って父さんや姉さん達に会ってきたんですよ!」
悟飯はそう言うと笑った。
父親に似た頼りになる…どんなことでもどうにかしてくれそうな力強い表情だった。
「そう…気を付けて、2人共」
「はい!パンちゃん、みんなを頼んだよ」
「うん!」
次世代のサイヤ人であるパンにみんなを任せると2人は超サイヤ人に変身した。
超化した姿はここにいる全員が見たことがあるが、自分達の知っている超化とはまるで違うことに気付く。
「俺も向こうの姉さんや俺に負けていられない。この時代も平和にしてみせる!」
「みんなの仇も討ってくるよ!」
ブルマの目には悟飯とトランクスの背中が悟空とベジータに重なった。
飛び立って行った2人を見てブルマはようやくこの地獄が終わるのだと確信する。
「孫君…悟飯君はあんたに負けないくらいに頼もしくなったわよ。ベジータ…どうせあんたは地獄にいるんだろうけど、少しくらいは褒めてやりなさいよ?」
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