第45話
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リギリでかわしていた。
「チッ…避けられたか…」
恐らくあの一瞬でまた時飛ばしの時間が伸びたのだろう。
こんな僅かな時間で成長したヒットに悟空も久しぶりに良いライバルに出会えたと喜ぶ。
開いたドームの穴から酸素が漏れだし、観客達のほとんどがドーム内から押し出されそうになる。
「ヴァドス!早く直せ!」
「はいはい」
ヴァドスが杖を向けると穴が修復されて元通りとなる。
ヒットはゆっくりと武舞台に着地した。
「…世の中にお前みたいな奴がいるとはな…敵ながら感動したぞ」
「へへへ…おめえもな、あんなギリギリで成長しちまうとは思わなかったぞ…ヒット、おめえは確か殺し屋なんだってな」
「…だからどうした?」
「本当はルールのせいで出せねえ殺しの技があるんじゃねえのか?」
この試合のルールでは殺しは厳禁であるため、つまりこの試合中ではヒットは本当の意味で本気を出せないのだ。
「…だったら何なんだ?」
「おめえはまだまだ強えってことだ。今度また別のところで闘ってくれよな!」
「…今度?」
「よっ」
悟空は界王拳どころか超サイヤ人ブルーの変身さえ解除すると悟空はゆっくりと後退し、自ら場外に落ちた。
そのことに対戦相手のヒットどころかほとんどの者が驚愕する。
「おーい!レフリー、オラ落っこっちゃったぞー!」
「え?あ…はい。ご…悟空選手場外…!よって、ヒット選手の勝利ーっ!!」
「な、何やってるんだあいつは!?」
「ちょっと待ってビルス様…お父さん」
「ん?何だ悟林?」
「えい」
ビルスが怒鳴る前に悟空が棄権した理由を何となく察した悟林は軽ーく悟空の体をつつくと次の瞬間、悟空の表情が強張った。
「い"っ!い"っでぇーーーーっ!!」
ブルー界王拳の反動のせいで体がガタガタの状態では悟林の軽いつつきですら悶絶するほどであった。
「なるほど、悟空さんは平気そうに見えてどうやら限界だったようですね。不慣れな変身であんなパワーアップを重ねてはこうなるでしょう」
ブルー界王拳は超サイヤ人、超サイヤ人ゴッド、そして界王拳を同時と言う出鱈目な気の使い方をするので寧ろこの程度で済んで良かったと言うべきだろう。
「お父さん、界王拳の練習しようね」
「お、おお…そうだなぁ…いちちちち…」
痛みで涙目になっている悟空に苦笑しながら今度は悟林が出る。
「おい!悟林!勝てよっ!?絶対に勝てよっ!?」
「大丈夫だよビルス様、お父さんが攻略法を見せてくれたし…」
「えー、それではヒット選手と闘う次の選手は孫悟林選手ですーっ!!」
悟林が武舞台に立ち、神の気を纏って潜在能力を解放することで究極
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