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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第14話:歴戦のユウシ
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回ってレンゲルラウザーで切りかかる。

「とりゃあ!!」

『グォォォ!?』

レンゲルの一撃が炸裂し、叩き飛ばされるトライアルG。
飛ばされた先にいたトライアルEと共に追い詰められていく。
ギャレンとレンゲルはそれぞれ決め手となるラウズカードを取り出そうとする。

「睦月、決めるぞ」

「はい!」

「―――そうはさせるか!クロックアップ!」

【CLOCK UP】

そこへ高速移動からの攻撃を仕掛け、ギャレンとレンゲルを吹っ飛ばす。
地面へ叩きつけられた二人が見やると、二体のトライアルシリーズの前にケタロスが現れる。
ギャレンは自分たちに仕掛けられた攻撃が一体何なのかすぐに理解できた。

「クロックアップ……BOARDとは別のライダーシステムが持つ超高速移動か……!」

「ご名答!だがお前達にはクロックアップは破れまい!」

「何を!!」

ケタロスの言葉に激昂したレンゲルは彼にレンゲルラウザーを振るうも、クロックアップによっていともたやすく避けられ、逆に反撃を食らった。
ギャレンに助け起こされてレンゲルは立て直すも、現状トライアルシリーズを引き連れたケタロスをどうやって打破するべきか……。

トライアルシリーズの共通した特徴として、倒したとしても数秒のうちにに復活するほどの驚異的な生命力だ。
強力な必殺技を以てして倒す方法しかないのだが、今回のクロックアップして攻撃を仕掛けてきたケタロスのように隙を復活する時間を生み出させてしまう。

現状、ギャレンとレンゲルだけでは対抗できる手段はない。
ケタロスが攻撃を仕掛けようと動く瞬間、電子音声がその場に流れる。

【NASTY-VENT】

「二人とも、耳をふさいで!」

二人の叫ぶ言葉と同時にやってきたのは、蝙蝠型の巨大モンスターのダークウィング。
ギャレンとレンゲルが一時的に聴覚機能を遮断すると、ダークウイングが発する超音波『ソニックブレイカー』が放たれる。
ソニックブレイカーを食らったケタロスとトライアルシリーズ達は超音波の苦痛に耐えきれずその場に蹲る。
一体何事かと思ってみれば、虎太郎を助けていたライダー……ナイト、サガ、クウガが二人の元に駆け寄ってくる。

「大丈夫ですか!」

「君たちは一体……」

「とある成り行きで白井虎太郎さんに話を聞きに来た者です」

ギャレンの問いかけにナイトが答えた。
見慣れないライダーに対して訝しんだレンゲルは訊ねる。

「あんた達、ネオライダーじゃないのか」

「んーどっちかというとオレ達、ネオライダーに狙われている立場になっちゃってるからなー」

「ネオライダーに……?」

サガはレンゲルの問いに、仮面の下で笑みを向けながらそう答えた。
そこ
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