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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第13話:迫るキョウジン
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ったクウガはタイタンソードを構えて、重い足取りで銀色の怪人に迫る。

「これなら…いける!」

銀色の怪人はアームガンをクウガに向けて発砲。
クウガの体に直撃し、大きな火花が散るがそれでも歩みを止めない。
その事に戸惑う銀色の怪人は再び発砲するも、びくともしないままクウガは進んでいく。
やがて至近距離まで距離を縮めた時、クウガのタイタンソードが振りはなった。

「おりゃあああ!!」

振り上げたタイタンソードで銀色の怪人の体を切り裂き、振り下ろした際に左腕の電撃棒を叩き切る。
多少なりともダメージを負った銀色の怪人は不利と判断したのか、クウガに背を向けて退いた。

『ぐっ!?』

「おい、待て!超変身!」

逃げていく銀色の怪人を追いかけるため、俊敏性に優れたドラゴンフォームに変わり追いかけてゆく。
クウガは向かった先にあったのは、ケタロス達と戦うナイト・サガの姿であった。
見た様子でもわかるように二人が優勢とは言い難く、クウガは心配して駆け寄る。

「大丈夫か!」

「いやぁ、流石にライダーなりたてじゃこんなものか」

サガはお茶らけて言うが、余裕でいられるのも時間の問題……。
加えてケタロスの奥の手はまだ隠されている。
虎太郎を庇いながら戦うため、このままいけば苦戦は必至……。

そう思われていた矢先、そこに【新しい乱入者】がやってくる。


―――ブォォォォン!!


けたたましい排気音と共に現れたのは二台のバイク。
そこに乗っていたのは二人の男性が下りてきて、その姿を見た虎太郎は思わず二人の名前を叫ぶ。


「橘さん!睦月!」



「白井、無事か!」

「橘さん、あれって!」

「ああ、トライアルシリーズだ」

「だったら、俺達の相手だ」

二人の男性……『橘咲也』と『上城睦月』は"トライアルシリーズ"と怪人達を呼びながら、それぞれラウズカードと呼ばれる特殊なカードをバックル。
橘はギャレンバックルにチェンジスタッグビートルを。
睦月はレンゲルバックルにチェンジスパイダーを。
それぞれ、腰に装着した二人はベルトを操作して高らかに宣言する。


「「変身!」」

【TURN UP】

【OPEN UP】


それぞれバックルから放たれたオリハルコンエレメントが射出され、それらが二人を潜り抜けるとその姿が変わっていく。

紅色のボディに銀色の鎧、緑の複眼を宿した戦士……『仮面ライダーギャレン』。
緑色のボディに金色の鎧、紫色の複眼を宿した戦士……『仮面ライダーレンゲル』。

二人のライダーは武器を構えて走り出していった。

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