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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第13話:迫るキョウジン
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発するなんてねぇ。それは予想外だよね」

「ユウスケさん!ファイさん!」

「おいおい、三人に増えた所で有利……なんて思ってるんじゃないだろうな?お前ら!」

ケタロスが右腕を上げると、それが合図かのように二体の怪人が彼の傍へ現れる。
一体は右腕にアームガンを取り付けた銀色の怪人、もう一体は毒々しい棘を生やした髑髏の顔を持つ紫色の怪人。
二体の怪人はうなり声を上げながら三人へ襲い掛かる。

『『ぐがあああああ!!』』

「なんだ、こいつら!」

クウガは襲い掛かってきた銀色の怪人に殴り掛かる。
だがそれらを意図も解せず、左腕につけられた電撃棒を振り回し、クウガに直撃させる。

「ぐあぁ!?」

「ユウスケさん!」

殴り飛ばされるクウガへナイトが叫ぶも、立ちふさがる紫色の怪人が立ちふさがって助けに行けない。
紫色の怪人は右腕に取り付けられた一本の棘をナイトへ伸ばす。
ナイトは咄嗟にダークバイザーで受け止め、近くの木へそれを逸らした。
棘が刺さった木は、見る見るうちに腐っていき、ついには枯れ果て倒木していった。

「まさか、毒があるのか!?」

ナイトは腐れおちた木を見て紫色の怪人の能力の一部を理解し、迂闊に近づけないと悟る。
そこへ、サガが振るったジャコーダービュートが紫色の怪人の右腕にからみつく。

「小狼君、いまだよ!」

「ファイさん、ありがとうございます!」

サガのサポートもあってか、ナイトはダークバイザーで紫色の怪人を斬りつけていく。
火花を散らしながらダメージを追っていく紫色の怪人……だがそこへ、ケタロスが間に割って入ってくる。

「おーっと、そこまでにしとけよボーイ!」

ケタロスはゼクトクナイガン・クナイモードでジャコーダービュートを断ち切って拘束を解き、次にナイトへ切りかかっていく。
サガが援護へ入ろうとするも、紫色の怪人が杖状の武器を持って襲い掛かってくる。

『ぐぉおおおおお!!』

「くっ!」

サガはジャコーダーロッドに切り替えて、紫色の怪人を応戦していく。
その隣では銀色の怪人が右腕のアームガンがから繰り出す射撃を、クウガが避けていた。

「あぶない…!あの射撃をなんとかしないと……」

格闘主体の赤のクウガ(マイティフォーム)では不利だと判断したクウガは、近くに何かないか探し出す。
そこで見つけたのは、先程紫色の怪人によって倒木した木の枝の部分だった。
それをつかみ取ると、クウガはその姿を変えていく。

「超変身!」

クウガの赤の鎧は、紫の縁取りを持った銀色の鎧のような形状へと変化。
複眼も紫色に変化し、手に持った木の枝は大剣・タイタンソードへと変わる。
頑丈な装甲と怪力を宿した形態・タイタンフォームにな
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