暁 〜小説投稿サイト〜
ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第13話:迫るキョウジン
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
…理由はどうであれ、彼を渡すわけにはいかない。
「悪いがこの人にはおれ達も用がある。渡すわけにはいかない」
「都合がいい、お前ら揃ってぶっ飛ばすか」
ケタロスは4基の射出砲分ついた武器を取り出し、それをナイトと虎太郎達へ向ける。
その武器…ゼクトマイザーのスイッチ部分を押すと、四つの射出砲から虫型の手榴弾・マイザーボマーが放たれる。
マイザーボマーはナイトと虎太郎の周囲を取り囲み、旋回をしていく。
「うわぁぁぁぁ!?なんだこれ!?」
「まずい……虎太郎さん、おれから離れないでください!」
【GUARD-VENT】
何か嫌な予感を感じ取ったナイトは、虎太郎に近寄りながらカードデッキを引き抜き、ダークバイザーに装填する。
ダークウイングが変化したマント・ウイングウォールを装着すると、虎太郎ごと自身の体を包み込み、そのままの状態で部屋の窓ガラスを突き破る。
―――その瞬間、マイザーボマーが爆発。部屋全体を爆炎へと包み込んだ。
―――――
同時刻。
虎太郎が住んでいるマンションの近くにある道路、そこで走りゆく二台のバイク。
突如起きた大きな爆発を視界に入れると、先に先導していた赤いバイクの持ち主が、後方にいる緑を基調としたバイクの持ち主に話しかける。
「虎太郎の身に何かあったようだ、急ぐぞ!」
「はい!」
かつて共に戦った仲間である虎太郎のピンチを見過ごしては置けない……。
二人はバイクの速度を速め、いち早く現場へ向かうため走らせた。
―――――
燃え上がる高級マンションの一室。
虎太郎の部屋に当たる窓ガラスが砕け散り、その中からウィングウォールに守られながらナイトが虎太郎を連れながら現れる。
爆炎から逃れた二人は地面に着地すると、安否を確認する。
「大丈夫ですか」
「うん、大丈夫……って、ああ!?俺の家が……!」
ナイトに答える途中で悲惨になった自分の家を見ながら、ショックを受ける虎太郎。
自分の稼いだ金で買ってようやく手に入れた自由……それがいとも簡単に燃やし尽くされた。
これで何ともない人間なんていないだろう……。
そこへ現れるは、先に脱出していたケタロス。
ケタロスは自分の得物であるクナイ型武器・ゼクトクナイガンを構えて、ナイト達に迫る。
「ネオライダーの所属しない貴様に俺自ら処罰をしてやる!」
「―――おっと、その判決は異議申し立てる……なんてねー」
ケタロスに襲い掛かる、赤い一閃。
虎太郎が声のした方向へ見ると、そこには既に変身したサガとクウガ・マイティフォームの姿があった。
二人はナイトのところへ駆け寄り、共に並び立ってケタロスと対峙する。
「悪い、待たせた!」
「まさか爆
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ