ハーケン会戦〜大戦〜
[1/14]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜ハーケン平原・メンフィル・クロスベル連合軍、ヴァイスラント新生軍側〜
「メンフィルの兵共よ!余達の同胞を傷つけたにも関わらず、謝罪すらしない所か余達の国に飽き足らず余達メンフィルの盟友のリベールまで滅ぼそうとするその傲岸不遜なエレボニアに今こそメンフィルの怒りを!そして力を思い知らせる時だ!何人たりとも遅れることは余に許さんぞッ!!」
「イエス・マイロードっ!!」
「第1〜第10騎士団並びに第1〜第6魔道騎士団、リフィア皇女親衛隊突撃開始!エレボニア帝国軍を蹂躙せよっ!!」
「同じく第1〜第4天馬兵団並びに第1〜第4鷲獅子兵団、出陣!空から戦友達を援護しますわよっ!!」
「俺達も出陣るぞ!同胞達を守っているエイリーク達の分も纏めてエレボニアに俺達の力を思い知らせてやれっ!!」
「エフラム皇子親衛隊並びにエイリーク皇女親衛隊派遣部隊出陣!何人たりとも、殿下に遅れるなっ!!」
「オオオオオオオオオォォォォォォォォオオオオオオオオオ――――――ッ!!」
「さてと……久しぶりの大戦、楽しませてもらうわよっ!!」
リベール侵攻軍の背後をついたメンフィル・クロスベル連合軍の内メンフィル帝国軍の一部はリフィアの号令に力強く答え、そしてゼルギウスとシグルーン、エフラムとデュッセルの指示によってエレボニア帝国軍へと次々と突撃を開始し、カーリアンも好戦的な笑みを浮かべてエレボニア帝国軍への突撃を開始した。
「全部隊、近接戦闘準備。紡錘陣形にて中央に切り込む。」
「全部隊、近接戦闘準備!紡錘陣形にて中央に切り込む!」
一方その頃、クロスベル帝国軍ではルイーネはゆったりとした物言いに告げ、付き従う副将が反復して檄を飛ばす。
「フフ、ヴァイスさんとギュランドロス様のお陰で生まれ変わったクロスベルを飲み込もうとして痛い目に遭ったにも関わらず、クロスベルどころか世界を掌握しようとするエレボニアのおバカさん達に、その愚かさをその身に刻んであげましょうか?」
「イエス・マム!!」
膨大な殺気を纏って微笑むルイーネの号令に対して力強く答えたクロスベル帝国軍は進軍を開始した。
「そろそろですね……――――――右翼と左翼、ルイーネ様の軍に続きなさい!中央に切り込まれた事で分断されたエレボニア帝国軍を各個撃破する。クロスベルの兵達よ!真の力とはどのようなものであるのか、エレボニアへ叩きつけてやりましょう!」
エルミナは空から戦場を見渡しているかの如く、伝令を次々と飛ばしては軍を手足のように扱い始めた。
「報告しますっ、パティルナ将軍閣下が少数精鋭を引き連れ、敵陣に突貫するとの旨!いかがなさいますか!?」
そこに
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ