ハーケン会戦〜大戦〜
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た”民間人”が取り残されているのか!?」
小悪魔な笑みを浮かべて答えたレンが口にした新たなる驚愕の事実を知った遊撃士の面々がそれぞれ血相を変えている中シェラザードは驚きの表情で声を上げ、アガットは厳しい表情でレンに問いかけた。
「――――――ちょうどいい時間みたいだし、見せてあげるわ。――――――祖国を守る為、そして”百日戦役”による”悲しみ”や”怒り”が忘れられなくて立ち上がった”リベールの勇敢なる民間人達”を。」
そして意味ありげな笑みを浮かべて答えたレンが端末を操作するとレンのハッキングによってカレイジャスの映像端末にリシャール特務准将率いる”白隼隊”が映った。
「あっ!あの人は……!」
「リ、リシャールさん!?」
「傍にいる女はオズギリアス盆地に向かう途中で出会った王国側のスパイじゃねぇか。」
「カノーネどころか、”特務兵”達までいるぞ!?」
「それにリシャールさん達の周りに待機している戦車って確か、3年前の貴女の”お茶会”の件でカノーネ達が使っていた”オルグイユ”じゃない……!それもあの時と違って、複数存在しているわ……!」
「フム……確か彼もそうだが、彼の副官や特務兵の面々の多くも軍を辞めたはずなのに、彼らはかつての”影の国”の時のように軍服を身に纏っているようだが……」
「!まさか、リシャールの旦那が率いる兵達は王国の――――――」
映像端末に映るリシャールを見つけたティータは驚きの表情で声を上げ、アネラスは信じられない表情で声を上げ、カノーネを見つけたアッシュは目を細めて呟き、自分達にとって見覚えがあり過ぎる兵達の姿を目にしたアガットは困惑の表情で声を上げ、シェラザードは厳しい表情でそれぞれ声を上げ、オリヴァルト皇子は真剣な表情で考え込み、ある事に察しがついたジンが厳しい表情で推測を口にしようとしたその時、リシャールの演説が始まった。
〜少し前・ハーケン平原〜
「王国軍と連合軍、それに新生軍がエレボニア帝国軍と本格的にぶつかり合い始めた……そろそろ頃合いじゃないかい、隊長?」
少し前、戦場の側面に回り込んでいた猟兵団――――――”アイゼンシルト”に所属している女猟兵――――――アイーダは戦況を確認した後隊長格の男に話しかけた。
「ああ。ここが我々が加勢する絶好の好機だ――――――総員、戦形を”双槍騎兵”へ!」
「Ja(ヤー!!)」
アイーダの言葉に頷いた隊長格の男は号令をかけ、号令に力強く答えた猟兵達は戦場の側面からエレボニア帝国軍に襲い掛かり始め
「”アイゼンシルト”が動き始めました!」
「うむ。我らも遅れるな――――――!我らに焔と翼の女神の加護を!赫(か
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