ハーケン会戦〜大戦〜
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てくれたのよ♪」
「ええっ!?セ、セシリア将軍が……!?」
「あの女……!一体何を考えて猟兵団を雇う事を決めたのよ!?」
「しかも4億ミラって、ギリアスのオジサンが”西ゼムリア通商会議”の件で”赤い星座”を雇った時の2倍な上、おまけに報酬全額前払いなんて太っ腹な事はしなかったんですけどっ!?」
レンの説明を聞いたエマは驚き、サラは怒りの表情で声を上げ、ミリアムは信じられない表情で声を上げた。
「ちなみにヴァイスラント新生軍が雇った猟兵団だけど……レン達メンフィルに気を遣ったのか、猟兵団の中でも”お行儀がいい猟兵団”を雇ったみたいよ?」
「”お行儀がいい猟兵団”だと?一体どんな猟兵団なんだ?」
レンが口にしたある言葉が気になったクロウは眉を顰めて訊ねた。
「”クルガ戦士団”と”アイゼンシルト”よ。」
「”クルガ戦士団”と”アイゼンシルト”……なるほど、確かにその二つの猟兵団は”お行儀がいい猟兵団”だね。」
「それはどういう事なのだ?」
レンの答えを聞いて納得した様子で呟いたフィーの言葉が気になったラウラは訊ねた。
「”クルガ戦士団”はゼムリア大陸中東部を中心に活動する高位猟兵団なんだが……彼らは他の猟兵達と違い、民族自体が猟兵稼業を行っている猟兵団なんだ。」
「”民族自体”……という事はその”クルガ戦士団”という猟兵団は”ノルドの民”のようなその地に住まう独特の民族が結成した猟兵団なんだろうか?」
「ええ。東のイシュガル山脈の山岳地の里で生活している”クルガの民”と呼ばれている民族でね……”クルガの民”は”戦士”として戦う習慣があって、その関係で部族ぐるみでやっている、大陸中東を代表する高位猟兵団よ。彼らは他の猟兵団と違ってあくまで”戦士”として戦っている上、誇りと伝統を重んじていて”汚れ仕事”は決して受けない事で知られている事で世間の評価は悪くないのよ。」
「ちなみに”アイゼンシルト”はゼムリア大陸中部北の自由都市圏を拠点とする高位猟兵団よ。”アイゼンシルト”は出身が元軍人が多く所属している関係なのか、”クルガ戦士団”同様世間の評価は悪くなくて、一部の都市では治安維持まで任されている猟兵団よ。」
「”猟兵”と言ったら今まで悪いイメージしか抱きませんでしたけど、そんな良識を弁えている”猟兵”もいるんですね……」
「なるほどね……メンフィルはユミルの件で”猟兵”に対して悪いイメージを抱いているであろうから、ミュゼ君――――――ヴァイスラント新生軍は猟兵団の中でも良識がある上世間の評価もいい猟兵団であるその二つの猟兵団を雇ったのか……」
ジンの話を聞いてある疑問を抱いたガイウスの疑問にサラは答え、エレインはジン達が説明した猟兵団以外のもう一つの猟兵
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