ハーケン会戦〜大戦〜
[5/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
エ)よ♪」
「黒月ですって!?連中はあんた達連合の共和国侵攻の時に滅んだはずよ!?」
「いや……黒月は完全には滅んでいない。」
「それはどういう事だい、ジンさん?確か私達と合流した際、黒月が連合の支配を受け入れず、テロリストとなった旧共和国軍をかばった事で旧共和国軍もろとも連合に滅ぼされたと言っていたが……」
レンの答えを聞いたサラは血相を変えて声を上げている中ジンは静かな表情で答え、ジンの答えが気になったオリヴァルト皇子は真剣な表情で訊ねた。
「確かに旧共和国軍をかばった件で黒月も連合によって纏めて殲滅されたが……それは、黒月の一部の派閥だ。」
「”一部の派閥”という事はまさか黒月とやらには”複数の派閥”が存在しているのか?」
「そうだよ〜。情報局の手に入れた情報だと、黒月のトップには複数の”長老”と呼ばれる人達がいて、その”長老”達にはそれぞれ”派閥”があるんだよ〜。」
「という事は”旧共和国軍に手を貸さなかった派閥”もあって、その”派閥”はメンフィル・クロスベル連合に恭順したんですか……!?」
ジンの話を聞いてある事に気づいたユーシスの疑問に答えたミリアムの話を聞いてある事を察したマキアスは不安そうな表情である推測をした。
「ええ……とはいっても、メンフィル・クロスベル連合に恭順したのは黒月の本拠地――――――”煌都ラングポート”を拠点とする”長老”の一人の派閥――――――”ルウ家”のみで、他の”長老”の派閥は壊滅状態に追いやられるか、衰退したとの事で旧共和国全土を牛耳る犯罪組織としての力を失ったから、”黒月が滅んだ事”は間違いでもないのよ。」
「本来だったら黒月を丸ごと滅ぼすつもりだったのだけど、”煌都”はさすが”黒月の本拠地”だけあって、黒月を完全に滅ぼしたら占領後の領地経営に大きな支障をきたす事は目に見えていたから、連合も”煌都”の黒月に関してはどうするか頭を悩ましていたのよ。で、そこに”ルウ家”からの申し出――――――つまり、”ルウ家”はメンフィル・クロスベル連合に恭順する事やまだ生き残っている他の黒月の派閥をメンフィル・クロスベル連合に恭順する説得をする申し出があったから、メンフィル・クロスベル連合はその申し出を受け入れる事にしたのよ。」
マキアスの推測に答えたエレインは複雑そうな表情で話を続け、レンがエレインの説明を捕捉した。
「あん?何でその黒月とやらを滅ぼしたら、その”煌都”とやらの支配に支障が出るんだよ?」
「”煌都ラングポート”は旧共和国の”三大都市”の一つにして
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ