ハーケン会戦〜大戦〜
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がや)け、”太陽の鷹(エル=アルコン)”の戦翼!」
「応!!」
同じ頃アイゼンシルトとは真反対の位置に移動し終えた”クルガ戦士団”も頭目格の男の号令を合図にアイゼンシルトと挟み撃ちする形でエレボニア帝国軍に襲い掛かり始めた。
「フフ、さすがは名高き”クルガ戦士団”と”アイゼンシルト”ですね。彼らの介入によって、エレボニア帝国軍に更なる動揺が生まれた事でエレボニア帝国軍側はもはや指揮系統がほとんど機能していませんね。」
一方その頃黒月の構成員や”凶手”達もクルガ戦士団やアイゼンシルトとは別の位置に移動し終えており、戦況を見守っていた男は静かな笑みを浮かべて隣にいる老人に話しかけた。
「頃合いか。――――――部隊長クラスの軍人を見つければ優先的に討て。師団長ならば雑兵に構わず、師団長を討つ事を最優先とせよ。――――――この戦いで連合との戦争で滅びたと言われた黒月は今もなお健在である事を世界に刻み込め!」
「ハッ!!」
男の言葉に続くように呟いた老人――――――黒月の”長老”の一人であるギエン・ルウは号令をかけ、ギエンの号令に力強く答えた黒月の構成員達や凶手達は戦場へと向かい始め
「それではギエン様、私の方は当初の予定通り”灰獅子の裏の戦いの加勢を致します”のでこの辺りで失礼します。――――――どうかご武運を。」
「お主もな、チョウ。――――――有角の若獅子達もそうだが、遊撃士達にも見せてくるがいい。今は亡きツァオ――――――”白蘭龍”が万が一の為に残していた自身の”影”にして”白蘭龍”を継ぐお主の力を。」
「フフ、”白銀の剣聖”殿が彼らの”協力者”達との戦いに対する戦闘意欲が高いとの事ですから、”白銀の剣聖”殿の”お目当ての獲物”を取らない程度には頑張らせて頂きます。」
構成員や凶手達が戦場へと向かい始めるとギエンと男――――――チョウ・リーは短い会話を交わした後ギエンは戦場へと向かい、チョウは戦場からやや外れた場所に着地したレヴォリューションから次々と現れ、戦闘配置につき始めているリィン達”灰獅子隊”の元へと向かい始めた。また、”斑鳩”所属の猟兵達もチョウのようにリィン達の元へと向かい始めた。
「―――――閣下!中将閣下からの通達です!『今から白隼隊も戦友達の加勢をせよ。そこからどう采配するかはお前に任せる、リシャール。だが、お前を含めた元軍属の者達もそうだが白隼に志願した民間人は決して無茶をするな。幾ら祖国の為であろうと、祖国の危機がなければ平穏に暮らしていたお前達が無茶をする事は女王陛下達は心から望んでいない事だからな。』との事です!」
「……わかった。それとセンダー、何度も言っているように私を”閣下”と呼ぶのは止めてくれ。祖
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