第44話
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からもっと後にな」
ヒットがブルーに悟空が変身していないことを指摘すると、まだブルーは不慣れな変身であることを暴露する。
「長期戦に持ち込めるとでも思っているのか?」
「まだおめえを倒す方法が見つからねえから出来るだけ時間を稼ぎてえんだよ。もしオラが負けた時のためにもな」
勿論勝ちに行くつもりだが、後続のことを考えているようだ。
「手の内を明かすとは…若いな…」
「若いことねえさ、こう見えても結構歳なんだぜ」
見た目は若いが、今では悟空も孫までいるお祖父ちゃんだ。
「俺は1000歳を超えている」
「1000歳!?滅茶苦茶年上じゃねえか!言い直すよ。よろしくお願いします。じゃあ行くぞ!」
言い直すと悟空はヒットに突撃するが、先程のベジータと同じように顔面に手痛い一撃を貰う。
「とっとっと…おーっ、いちちちち…やっぱり見えねえ…攻撃も重いぞ…!」
場外に落ちかけるものの、鼻を押さえながら何とか踏み止まる悟空。
「無駄だ、降参を勧める」
「へへへ…降参なんてしねえよ。今のでヒントが見えかけて来たんだからさ…」
悟空の言葉にヒットは笑みを浮かべる。
「…ほう…ハッタリを言いおって…俺の技を見切ることは出来ん」
「じゃあ試してみるぞ!」
高速でヒットの周りを動き回り、悟空が殴りかかる。
そして次の瞬間には再びヒットの拳が悟空を吹き飛ばしたが、悟空は体勢を整えて再び殴りかかる。
「チッ」
ヒットの手が動いた瞬間、悟空は右拳を横に突き出すとヒットの頬に掠った。
「やった!掠ったぞ!!」
「まぐれだ」
「かもな、じゃ、もう1回!」
攻撃を仕掛ける悟空にヒットは両手を動かす。
悟空はヒットに回し蹴りを繰り出した後に左の拳を真上に繰り出すとヒットの顎に命中する。
「な…!」
「ほらな!」
「貴様…どうやった…?」
時飛ばしの能力を破られたのはヒットは初めてなのだろう。
ヒットの表情には動揺が見えた。
「おめえは0.1秒だけ時間が飛ばせるんだろ?…だからおめえが消える直前の動きから0.1秒後の動きを予想したのさ」
「…なるほど、しかし何故また手の内を明かす?そう言うことなら予想の出来ない動きをするかもしれんぞ」
「その手、ポケットに突っ込んでたりコートで足を隠してんのは動きを見せねえためだ。違うか?」
ヒットの表情を見るとどうやら悟空の推測は当たっているようだ。
「……」
「変えられないんじゃないのか?直前の動きってのは」
「あいつ…手の内をペラペラと…」
「良いんだよピッコロさん。お父さんはあれで…それよりもそろそろ本格的な試合になりそうだよ」
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