第九話 合コンの前にその九
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「どうしても」
「日本語ね」
「ずっと日本語を喋って使ってると」
「ここ日本だし」
「どうしてもね」
「その分有利よね」
「色々なことでね」
このことはあるというのだ。
「どうしても」
「そうよね」
「日本語は難しい」
一華はこうも言った。
「言われるしね」
「実際にそうみたいね」
「文法は独特で」
このことがありというのだ。
「文字もね」
「平仮名に片仮名、漢字で」
「アルファベットも入ったりして」
「幾つもあって」
そうしてというのだ。
「物凄くね」
「難しいってね」
「言われるわね」
「漢字の単語の読み方も」
これもというのだ。
「音読みと訓読みがあって」
「一つじゃなくて」
「もう何かとね」
「難しいってね」
「言われてるわね」
「そうよね」
「そして」
それにというのだ。
「他の国の言語とも」
「全く違って」
「その琴も難しいってね」
「言われるわね」
「英語と中国語って文法同じだしね」
かな恵はこのことを指摘した。
「文字は一種類だし」
「アルファベットと漢字でね」
「何でも中国語出来たら」
「それで英語もね」
「もう一方の言語学びやすいとかね」
「少なくとも日本語勉強するよりしやすいってね」
「言われてるわね」
こう富美子に話した。
「そうね」
「ええ、ただバスク語ってね」
その彼女の出身地の言語はというのだ。
「違うみたいね」
「それ言ってたわね」
一華も応えた。
「マチルダも」
「そうよね」
「バスクってスペインにあるけれど」
独立志向が強いがというのだ。
「けれどね」
「それでもよね」
「スペイン語とも違って」
「スペイン語はラテン語の流れだったわね」
「それでイタリア語やフランス語と近くて」
一華はさらに言った。
「ポルトガル語ともね」
「近いのよね」
「普通に言葉が通じる位に」
「何でもね」
富美子はスペインやイタリア出身の同級生の言葉を思い出しつつ一華に応えた、このクラスにはポルトガル出身の男子生徒がいるが彼のことも考えている。
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