第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(2)
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てやつ? ジツはツキのモノってやつ? ボクがスゴすぎて、おまえ、アタマがイカれちゃったみたいだねー」
悪魔将軍プペはのけ反った体勢のまま、かさかさと、後ろ向きに走り逃げた。そして自陣のコーナーポストに、かさこそと登り、その登頂部で逆さまになる。悪魔将軍プペは腕組みをしながら、額で倒立をする。
「プペプペプペプペプペッ! さぁて、さっさとゴングをならしなよー! ボク、はやくおまえをヤりたくて、たまらないよー! がまんできないよー! それに、もたもたしてていいのかな? はやくしないと、ゼネラルさま、デヴィルエナジーがたまって、カンゼンなるフッカツを、とげちゃうよー」
悪魔将軍プペの言葉を聞いて、マリは実況席に向かって、静かに言った。
「試合開始のゴング、お願いします」
悪魔将軍の登場に、呆気にとられていた実況席。マリの言葉にハッとし、急いでゴングを鳴らした。
“かーーーーーーーーーーーん!”
ひときわ大きなゴングの音が、会場中に響き渡る。
「48の殺人技のひとつ、突進型、マッスルヒップスーパーボム!」
コーナーポスト上で倒立している悪魔将軍プペの顔面めがけて、キン肉マンルージュは可愛らしいお尻を打ちつける。
“どむぅ”
激しいヒップアタックを顔面に喰らった悪魔将軍プペは、体勢を崩し、キャンパス上に投げ出される。
「もういっちょうだよ! 今度は落下型、マッスルヒップスーパーボム!」
キャンパス上に倒れこんでいる悪魔将軍プペに向かって、キン肉マンルージュはお尻を打ち下ろす。
“がぎぃぃん”
キン肉マンルージュのお尻爆弾は、悪魔将軍プペのみぞおちに着弾した。
「プペェッ!」
悪魔将軍プペの身体が、くの字に曲がる。そして、真上を向いている悪魔将軍プペの両腕、両脚が、キャンパス上にだらしなく落ちていく。
「プペプペェ、やられちゃったあー」
悪魔将軍プペは、全身をぴくぴくと痙攣させている。
「わざとらしすぎるよ、アクペちゃん」
「アクペちゃん? おまえ、ヘンなリャクしかたすんなよなー」
悪魔将軍プペは、両脚で反動をつけ、ぴょこんと起き上がった。
「アクペちゃん、ダメージなんて全然ないでしょ」
「あ、わかるー? さすがはチョージンオタクー。アクマショーグンについて、かなりディープに、しってるみたいだねー」
キン肉マンルージュは、悪魔将軍プペの身体を指差す。
「さっきのマッスルヒップスーパーボムで、顔とお腹を攻撃してみてわかったよ。アクペちゃんの鎧の中は、空っぽ。がらんどうでしょ。それでもって、アクペちゃんの本体は、頭」
「プペプペプペプペプペッ! セイカーイ! コウゲキしたときのオトで、ナカが
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