第2試合
【第2試合】 VSノワールプペ(2)
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せたまま、上半身をかくかくと揺らして、笑い続けている。
「プペプペプペプペプペッ! ゼネラルさまはジゴクのシハイシャー! このヨにも、あのヨにも、どこにでもいるよー! ゼネラルさまは、ひとりだけど、ゼネラルさまは、たくさんいるよー! どこにいないけど、どこにでもいるんだよー! ゼネラルさまはゼンブみてるよー! トホウもないムカシから、イマのイマまで、ゼンブみてるよー! ときにはミライもみちゃうよー! ゼネラルさまは、おまえたちもみてるよー! メシくってるもの、フロにはいってるのも、トイレしてるのも、イチャイチャしてるのも、ゼンブみてるー! みてほしいものも、みてほしくないものも、いいものも、いやなものも、きれいなものも、きたないものも、ゼンブ、ゼーンブ、みてるよー! ゼネラルは、このヨと、あのヨの、ゼンブをみてるんだよー!」
キャッキャと笑い続ける悪魔将軍は、何かを思い出したように、拳で手の平をポンと叩いた。
「あ、そうだ! ボクのことは、アクマショーグンプペってよんでね! いま、ゼネラルさまはね、チジョウカイでカツドウするためにヒツヨウな、デヴィルエナジーをためてるんだよー! だから、おまえは、ボクがアイテしてあげるー! ってゆーか、ボクがころしてあげるー!」
無邪気にはしゃぐ悪魔将軍プペに、キン肉マンルージュは言葉を発することなく、静かに歩み寄る。そして悪魔将軍プペの目の前にまでくると、目だけを動かして悪魔将軍プペを見上げ、睨みつめる。
「悪魔将軍プペ……わたしは殺されたりはしない……あなたはこのわたしが、絶対に倒しマッスル!」
笑い続けていた悪魔将軍プペは、ぴたりと動きを止め、キン肉マンルージュを見下ろす。そして、目の光が失われた仮面が、キン肉マンルージュを睨み返した。
「あれぇ? さっきまでオクビョウなショウドウブツみたいに、ガタブルふるえていたのに、きゅうにツヨキになったねー。なんか、ヘンなスイッチはいっちゃったー? ナマイキスイッチがはいっちゃったー?」
「入ったよ、スイッチ……平和を守る、正義のスイッチ!」
キン肉マンルージュは、ばっと顔を上げ、凛とした顔を悪魔将軍に向ける。
「臆病……確かに、ずっと臆病風に吹かれてたよ……今だって、本当は怖い……凄く怖いんだよ……でも! でもね! わたしは守護天使! 悪は見逃せないッスル! どんなに強大で絶望的な相手でも、キン肉マンルージュは、いつだって全力勝負だ!」
キン肉マンルージュの全身が、薄っすらとピンク色に輝く。そして、キン肉マンルージュが内に秘めている、闘志の炎をあらわすように、ピンク色の光はゆらゆらと揺らめく。
「プペプペプペプペプペッ! わぁ、こわいー! おまえ、もえてるねー! セイシュンってやつ? シシュンキっ
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